マンション全戸一括でIPv6に対応、「つなぐネット」がサービス商用化に向けた取り組みを開始 

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IPv6対応サービスの提供のイメージ

 株式会社つなぐネットコミュニケーションズは、マンションの全戸を対象に一括してインターネット接続を提供するサービスにて、IPv6対応サービスの商用化に向けた取り組みを開始すると発表した。

 IPv4/IPv6のデュアルスタック方式を採用。また、IPv6対応サービスのための追加料金が不要な標準サービスとしての提供を目指す。2024年初めから順次開始し、将来的には同社がインターネット接続サービスを提供するマンションの全てで利用できるようにすることを目指している。

 現在、IPv4アドレスの枯渇問題が課題となっているが、これがすぐにマンションのインターネット接続に影響を与えることはない。しかし、IPv6の普及は進んでおり、Googleが公開している資料によると、IPv6でGoogleのサービスにアクセスしているユーザーの割合は全世界で40%にまで増えている。また、iOSでは、IPv6に対応していないアプリは審査に通らない。

 このようなことから、将来的にはIPv6だけに対応したアプリやサービスの増加も見込まれるとし、マンションのインターネット接続サービスにおけるIPv6対応に取り組むことにしたと説明している。

IPv6でGoogleのサービスにアクセスしている全世界のユーザーの割合(Google、2023年3月11日時点)

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