2023年4月9日に投開票が行われた新潟県議選で、長岡市・三島郡区から立候補し、約180票の僅差で落選した立憲民主党の佐藤伸広氏の落選の瞬間を捉えた映像が、ネット上で注目を集めている。
「4年経ってまたこれか…」
話題となっているのは、地元局「UX新潟テレビ21」のニュース映像だ。同局の公式ユーチューブチャンネルで公開されている。
映像では、当落発表を祈るような仕草で待っていた佐藤氏が落選を知った瞬間、「ああああああああ!」と叫んで頭を抱え、座っていたパイプ椅子から崩れ落ちる様子が。佐藤氏はそのまま床に仰向けになって右手で目元を押さえていた。
その後、再びパイプ椅子に座り直していた佐藤氏だったが、天を仰ぎながら、「ああ……。4年経ってまたこれか……」と呟き、目をぎゅっと瞑っていた。
今回、同区で最下位当選の無所属新人・諏佐武史氏(社民党推薦)と佐藤氏の差は173票だった。前回2019年に続いての落選で、4年前も218票差で惜敗していた。そうした経緯もあっての一言だったようだ。
この一部始終は、複数のインフルエンサーらSNS上で拡散。注目を集めた。ネット上からは、
「4年前も、わずかな票差で負けて今回も。選挙結果は酷です」
「人間味があって好き」
「これを面白がってる人たちは人生で本当に頑張って取り組んだものがないんだろうな」
という声が集まっていた。
なお、佐藤氏は4月12日のツイッターで、「不様な落選の様子(椅子から転けて床に転がるとか)をカメラ(テレビ)の前で見せてしまった事を深く反省」とつづっていた。