このパタゴニアのフリースが、冬のアクティビティに必要なワケ

GIZMODO

ROOMIE 2023年1月10日掲載の記事より転載

ウインタースポーツをするにあたって、気をつけなければならないのが汗冷え

とりわけ、途中で着替えることのできないインナーやミドルウェア選びは重要で、試行錯誤を重ねていました。

そんな僕がようやくたどり着いた究極のミドルウェアがこちら。

2つの素材を組み合わせたハイブリッドフリース

patagonia「メンズ・R1プルオーバー・フーディ」22,000円(税込)

パタゴニアの「メンズ・R1プルオーバー・フーディ」は、寒い季節のアクティビティに最適なテクニカルフリース。

一見、普通のフリースのようですが、よく見ると2種類のフリース生地が使われていることがわかります。

ベースには保温力と耐久性に優れた6.9オンス・ポーラテック・パワー・グリッドという少し厚めの生地が使われており、岩で擦ることの多いクライミングなどにもぴったり。

左:6.9オンス・ポーラテック・パワー・グリッド 右:3.8オンス・ポーラテック・パワー・グリッド

そして、体のサイドと腰から下の部分には薄く通気性の良い3.8オンス・ポーラテック・パワー・グリッドを用いることで、汗による蒸れが劇的に解消されています。

腰から下はズボンやハーネスが重なる部分。保温力より薄さと通気性のある方がベター

腰まわりの着ぶくれがなくなることで、動きやすくとても快適!

2つの生地を大胆に組み合わせることで、あたたかさと通気性を見事に両立させているんです。

体温調節しやすい工夫

しっかりとした保温力と通気性があるので、風さえ強くなければアウターなしの行動着としても大活躍!

風が強い場合でも、以前紹介したフーディニ・ジャケットのような風を通さないシェルを上から羽織るだけで体温をがっちりキープしてくれます。

逆に暑すぎる場合の対策もしっかり考えられており、ファスナーをお腹の辺りまで大きく開くことが可能

物理的な通気ができることで、快適に過ごせる気温や運動量の幅がかなり広くなります。

中央アルプス「宝剣岳」

以前は登る山に合わせてミドルウェアを替えていましたが、このウェアと出会ってからは、初冬の低山から厳冬期の3000m峰まで、ミドルウェアはほぼこれオンリーです。

(※ハードシェル、防寒着は必ず携行しています)

ウインタースポーツにマストな一着

フードは風で煽られないようフィット感のあるデザイン。鼻の上まで覆うことができるバラクラバ(目出し帽)スタイルです。

フード部分は薄い3.8オンス・ポーラテック・パワー・グリッドなので、上から帽子やヘルメットも被りやすいですよ。

ゴーグルやサングラスを付けることで肌を大半を隠すことができるので、風雪の強いスキーやアルパインクライミングなどでは特に重宝しています。

ほかにも、ザックのショルダーハーネスと重ならないように縫い目をズラして縫製しているなど、挙げればきりがないほどの作り込み!

ウインタースポーツに挑戦したいと思っている方から慣れ親しんだ方まで、一着持っていると重宝すること間違いなしの逸品ですよ。

※価格など表示内容は、執筆現在のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。