ミドルレンジながら待望の機能を獲得。
パナソニックから新しいミラーレスカメラ「LUMIX S5II(DC-S5M2)」と「LUMIX S5II X(DC-S5M2X)」が発表されました。前身となる「LUMIX S5」の登場から、約2年の時を経たアップデートになります。
AF、放熱、連写。あらゆる面がグレードアップ
注目すべきは、像面位相差AFの採用でしょう。コントラストAFと組み合わせたハイブリッド位相差AFにより、追従性能は大幅に向上しているとのこと。像面位相差AFの搭載はLUMIXシリーズとしては初めて。先行レビューによると「α7 III」と同等の追従性だそう。
新開発の24.2MPフルサイズセンサーと新世代のヴィーナスエンジンを搭載。「アクティブ I.S.」の搭載により手ブレにも強くなりました。メカシャッターは最大9コマ/秒、電子シャッターは最大30コマ/秒と、フラッグシップに迫る連写性能も持ち味です。
動画に関しては6K30p撮影や、4:2:2 10bitでのC4K60pの内部記録などに対応。放熱システムはファンを搭載し、4Kなら時間無制限での撮影が可能に。RAW出力(ソフトウェアキーDMW-SFU2が必要)はもちろん、S5II XのみApple ProRes 422HQ外付けSSD記録もイケます。
つよつよAFと強力な手ブレ補正で、スチルも動画もお任せあれな感じですね。スチルの解像度が足りないときは、動体補正のあるハイレゾモードを使えば9600万画素の画が得られます。この使い勝手の良さはS社やC社からの乗り換えも出てくるかも…?
発売日はS5 IIが2023年2月16日、S5II Xが2023年6月下旬頃。価格はオープンですが、店頭予想価格はS5IIがボディ単体で24万8000円前後、S5II Xが27万4000円前後です。最新機種だけあって、同価格帯のなかでは頭一つ抜けた性能になりそうですね。
Source: Panasonic Newsroom Japan, Digital Photography Review, YouTube