闘技場を動き回って戦い進めるデッキ構築型ストラテジーゲーム「Alina of the Arena」プレイレビュー

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ローグライクデッキ構築ゲームの「Slay the Spire」と、ターン制ストラテージゲーム「Into the Breach」の要素を組み合わせたローグライクデッキ構築戦術ゲーム「Alina of the Arena」がSteamで配信されています。「ローグライクデッキ構築戦術ゲーム」とはいったいどういうゲームなのか気になったので、実際に遊んでみました。

Steam で 21% オフ:Alina of the Arena
https://store.steampowered.com/app/1668690/Alina_of_the_Arena/?l=japanese

Alina of the Arenaがどんな感じの戦闘システムなのかは、以下のムービーを見るとわかります。

デッキ構築型ローグライク「Alina of the Arena」の戦闘はこんな感じ – YouTube
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Alina of the Arenaを起動するとこんな感じ。デフォルトだと表示言語が英語になっていますが、右下の「English」という部分をクリックすると、対応言語が切り替わります。


日本語に設定したら、「プレイ」をクリックしてゲームスタート。


ゲームの難度は「ルーキー」と「ベテラン」の2種類。システムに慣れるためにも、最初はルーキーを選択するのがおすすめ。


バトルを複数回勝利することで、闘技場のチャンピオンに挑戦することができます。縦3列に表示されるアイコンをクリックすることで、バトルに挑戦したり観客席から投げ込まれた金でアイテムや装備を買ったりでき、表示されるアイコンの種類と並び方は毎プレイでランダムに決まります。まずは「バトル」をクリック。


バトルスタート。画面の構成は以下の通り。中央にいるのが主人公で、闘技場内に書かれている丸がマスになっています。画面下に表示されているのが手札で、主人公の行動を手札の中から選びます。


手札の左上に書かれている数字はコスト。例え主人公が移動できるようになる「イニシアチブ」は、コスト1のカード。コストは基本的に毎ターン3ずつもらえるので、どのカードをどのタイミングで使うのかが重要。


今回は主人公の右下にいる敵を倒すため、「ストライク」のカードを選択。黄色く表示されているのは攻撃できる範囲を示しており、攻撃範囲内にいる敵をクリックします。


見事攻撃に成功しました。


そしてこのAlina of the Arenaで重要なのが、位置取りの概念です。例えば以下の場面では、右下にいる敵から赤い点線の矢印が向いています。これは遠隔距離からの攻撃が次ターンに飛んでくるということ。この矢印上にいると、攻撃が当たってしまいますが、主人公の上2マスには敵が並んでいて移動することができません。そこで、突進技の「スラム」を使用します。


右上の敵にスラムを繰り出すと、敵を押し出す形で右上に1マス分移動することができました。これで右下の敵からの遠隔攻撃を避けることができました。


闘技場にいる敵すべてを倒すとバトルに勝利します。報酬として、ランダムに表示された3枚のカードから1枚だけ選んで獲得することができます。また、あえて獲得せずに「スキップ」を選べば、追加で5金をゲットできます。


さらに、敵を倒すと武器やアイテムをドロップします。武器は左手と右手にそれぞれ装備でき、武器によっては協力な追加効果を攻撃に加えることもできます。欲しい武器をクリックしたら、装備したい方の枠をクリック。左手は赤色で、右手は青色です。


以下のロングソードは両手持ちなので、右手と左手のどちらにも装備されることになります。


あるいは、以下のように左手に盾を、右手に剣や斧を装備することも可能。


バトルで使うカードには、同じカードでも赤色のものと水色のものがあります。赤色のカードは左手装備に、水色のカードは右手装備に対応しています。つまり、同じ「ストライク」でも盾を持っている左手のカードよりも、斧を装備している右手のカードの方が強力な攻撃を繰り出すことができるというわけです。


闘技場ではバトルだけではなく、自分のデッキを構成するカードを調整する「瞑想」も選べます。


瞑想では、カードの追加・カードの削除・カードの色変更が可能です。


さらに闘技場には「ショップ」も登場。


カードやアイテムの購入、カードの削除、色変更を、闘技場のバトルで獲得した金を支払うことで可能になります。


そして、3回以上バトルで勝利を収めると、闘技場のチャンピオンに挑戦することができます。


闘技場のチャンピオンはめちゃくちゃ強力。今回のチャンピオンは周辺に卵を産みまくるので、敵がモリモリと増えていくのが難しいポイント。卵が産み付けられたマスには移動できなくなるので、卵を倒さないと少しずつ移動できる範囲が狭まっていきます。


あっという間に敵に囲まれてしまいました。チャンピオンの敵は範囲攻撃も仕掛けてくるので、ガードをしながら逃げまどいます。


しかし、最終的に動けなくなったところをタコ殴りにされて敗北。


敗北するとまた最初からやり直し。これまでの戦績に応じて神秘コインをもらうことができます。神秘コインは再スタート時に武器やアイテムをそろえるために使います。


また、ゲームを進めると主人公の職業が追加されていきます。主人公の職業によって初期装備や初期デッキが異なります。


今度は戦士で再挑戦。右手の盾に対応した赤色にガード系のカードを、左手の盾に地会おうした水色に攻撃カードを集中させることで、効率良くバトルを進められるようになります。


闘技場のチャンピオンは、1回目と異なり冷凍魔法を駆使する敵。


冷凍魔法で凍結したマスにいると、移動にかかるコストが増えてしまうので動きづらくなります。


さらに「凍傷」というカードがデッキに強制的に追加されます。このカードはネガティブな効果を発動しませんが、デッキに強制的に追加されることで毎ターン引ける手札を圧迫していくので、非常に邪魔な存在となります。


しかもチャンピオンの敵はガードが非常にかたい上にチョロマカと逃げ回るので、なかなか攻撃が決まらない状態が続きます。結果として強力な範囲攻撃を連続で食らってしまい、敗北してしまいました。


Alina of the Arenaはデッキ構築型ローグライクカードゲームの要素があり、基本システムやカードの効果が確かに「Slay the Spire」を思い起こすような内容となっています。しかし、闘技場の中を移動して位置取りを考えるというストラテジーゲームのような要素は戦略性が非常に高く、運だけではなく敵に対してどういう位置に動いてどのように戦うかが要求されるので、ゲーム性はかなり異なります。また、「闘技場」という舞台なので、バトル中に観客から「いいぞ!もっとやれ!」「この試合に飽きてきた……」などのヤジが飛んでくるのも面白いポイント。毎回アイコンの並び方やチャンピオンの敵が変わるので、リプレイ性と中毒性が高いと感じました。

Alina of the Arenaは税込1820円で、Steamで購入可能。また、記事作成時点ではセールイベントで2023年1月6日(金)まで税込1200円で購入できます。さらに、デモ版が無料でダウンロードできるので、気になる人はまずデモ版を遊ぶというのも手です。

Steam で 21% オフ:Alina of the Arena
https://store.steampowered.com/app/1668690/Alina_of_the_Arena/?l=japanese

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