リコーイメージング、PENTAXブランドでフィルムカメラを開発検討するプロジェクト

CNET Japan

 リコーイメージングは12月20日、PENTAXブランドにおいて、新たにフィルムカメラの開発検討を行う「フィルムカメラプロジェクト」を開始すると発表した。

 
 

 若年層を中心にフィルムカメラ人気が再燃しつつある。そこで、リコーイメージング/PENTAXが長年培ってきた技術を継承する新たな製品を提供することで、国内外のフィルムカメラファンに新たな選択肢を広げることを目指す。

 また、新製品開発に伴い、アフターサービスをはじめとした安心も提供するという。

 同プロジェクトでは、ベテラン技術者と若い世代の技術者が一丸となって技術を承継すると同時に、新たな視点を加えることができないかを検討。

 フィルムカメラが好きなファンや写真家・クリエイターに対し、オンライン・オフラインでの各種イベント、SNSを通じたコミュニケーションを実施し、製品作りに反映できるよう工夫していくという。一方で、進捗状況をワールドワイドで発信できるような、ファンとの共創のための工夫も検討していくという。

 なお、同社が独自に行ったWebアンケート調査(国内約3000名)によると、カメラ所有者の中で約20%はフィルムカメラを所持しているという回答が得られたという(レンズ付きフィルム・インスタントカメラ除く)。

 しかし、新品のフィルムカメラを製造・販売しているメーカーは少なく、中古市場で流通している製品は、アフターサービスに心配の声もある。

 そこで、同社がフィルムカメラの製造・販売からアフターサービスまでを担い、ファンが安心してフィルムカメラの世界を楽しめる手伝いをしていくとしている。

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