企業がツイッター上で行う「フォロー&リツイート」キャンペーンで、まさかの事態が起きた。バンダイナムコエンターテインメント(東京都品川区)の公式ツイッターが、ウェブサイトの開設を記念したキャンペーンを実施したところ、なんと同社の別のアカウントが当選。「お手数ですが取り消しお願いします」と、「当選撤回」を要求される事態になった。
「すみません、告知協力でリツイートしました」
発端はバンダイナムコエンターテインメントの公式アカウントが2022年12月9日からはじめた、同社のウェブサイト「ファンファーレ」のオープンを記念したキャンペーンだった。
総勢1000人にQUOカードPay500円が当たるとしたキャンペーンは、同アカウントをフォローの上で、対象となる投稿をリツイートすると応募が完了。その後、当落のツイートが同アカウントから送られてくるというものだった。
このキャンペーンを告知するため、同社のライセンス商品を紹介するアカウント「バンダイナムコエンターテインメントライセンス商品(公式)」が、13日にキャンペーン投稿をリツイートした。すると、バンダイナムコエンターテインメントのアカウントから、こんな投稿が送られてきた。
「「『ファンファーレ』オープン記念!フォロー&RTキャンペーン」へのご参加ありがとうございます!抽選の結果、見事、当選されました!おめでとうございます!DMにて詳細をご連絡しておりますので、ご確認ください!」
まさかの「社内当選」に、ライセンス商品公式アカウントはすかさず、「すみません、告知協力でリツイートしました。お手数ですが取り消しお願いします……」と返信した。
ツイッター上では一連のやり取りが拡散され、「当たっちゃうの草」「こんなことある?ww」「おもろすぎやろ」「一体どんな確率でこれが起こるんだ…?」などと話題を呼んだ。
バンダイナムコエンターテインメントの広報担当者は16日、J-CASTニュースの取材に「該当のアカウントは対象外とし、他のアカウントから抽選させていただきました」と「当選取り消し」の対応を行ったことを説明した。