「痛烈!一閃!」蘇った河村アナの名実況 訃報前日の野球中継に注目「この実況は泣ける」

J-CASTニュース

   日本テレビで野球中継などを担当した河村亮アナウンサーが、2022年5月14日に脳出血のため死去していたことが16日、報じられた。

   15日の巨人対中日の試合では、CS放送で実況を担当した日本テレビ・伊藤大海アナウンサーが、かつての河村さんの名フレーズ「痛烈!一閃!」を引用。野球ファンの間で「訃報聞いた上でのこの実況は泣ける」と話題を呼んでいる。

  • 河村亮アナウンサー(日本テレビ公式サイトのプロフィールより)

    河村亮アナウンサー(日本テレビ公式サイトのプロフィールより)

  • 河村亮アナウンサー(日本テレビ公式サイトのプロフィールより)

「痛烈一閃の意味が分かって涙」

   河村アナは91年に日本テレビに入社。野球や駅伝などのスポーツ実況を担当し、野球中継では詩的な実況がファンに愛された。特に、06年10月10日の中日がリーグ優勝をかけた試合で当時の主砲、タイロン・ウッズ選手が満塁弾を打った際に河村アナが口にした「痛烈!一閃!」は名実況として知られる。

   22年5月15日、東京ドームで行われた巨人対中日の試合では、入社6年目の伊藤アナウンサーがCS放送の実況を担当。6回表、中日のアリエル・マルティネス選手がレフトへホームランを放った際に「痛烈!一閃!東京ドームの上段まで運んでいきました!」と、河村アナの名実況を引用していた。

   河村アナの訃報後、ツイッター上の野球ファンの間でこのシーンが話題に。伊藤アナの実況は河村アナへのリスペクトだったのではないかとして、「訃報聞いた上でのこの実況は泣ける」「昨日の痛烈一閃の意味が分かって涙」「名実況をありがとう」と反響が広がった。

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