青森のソウルフード『イギリストースト』の種類が豊富でビックリした! 「青森のランチパック」といっても過言ではない

ロケットニュース24

「イギリストースト」という製パン商品をご存じだろうか? 青森県の株式会社工藤パンが製造している、他県にはほとんど流通していない商品である。少なくとも都内では、アンテナショップでしか買うことができないレアものだ。

八戸を訪ねた際に買おうとしたところ、種類が多くてびっくり! 私(佐藤)は1種類しかないと思っていたけど、そうじゃなかった! これは言わば、「青森のランチパック」である。

・1種類じゃなかった!

私も名前は聞いたことがある。テレビで商品の写真を見た覚えもある。しかし都内では流通していないので、手に取ったことも食べたこともなかった。消費期限が3日と短いうえに、製造ラインが小さいため全国で販売するほどの数を作れないのだとか。

できれば1度食べてみたいと思いつつ、たまたま八戸を訪ねる機会を得たので、スーパー「カブセンター」に立ち寄ってみた。


パンコーナーに行ってみると……、あった! これだな。イギリストースト。販売開始から55周年で「スペシャル」なイギリストースト(税別128円)を売っている。


ふと見ると、近くに違うバリエーションの商品を発見! 復刻商品の「ナッツの思い出(粒入りピーナッツクリーム & 粒ピーナッツ)」、「ザクザクチョコクリーム & ホイップ」。その下の棚には「ブレンドコーヒークリーム」


さらにその横に「ツナポテトサラダ」


別のワゴンには、サントリーボスとのコラボ商品「ダブルコーヒークリーム」まであった!


後日、池袋の「IKEBUKURO パン祭」の会場でもイギリストースト発見。そこには「小倉 & マーガリン」ってのがあったぞ。そんなに種類があったなんて、全然知らなかったよ~!!


ちなみにこの会場で、八戸で見つけた商品(もっとジャリまし)を買ったところ税別204円だった。やっぱ流通コストがかかるから高いよね……。


・青森のランチパック

さて、改めて工藤パンの公式サイトを開き、イギリストーストは何種類販売しているかをたしかめてみると、11種類もあることがわかった。ツナポテトサラダが載ってないから、実際は12種類かな? いずれにしても1種類ではなかった。


さらにこのサイトで、「歴代のイギリストースト」の項目を確認すると、毎月違うフレーバーが登場していたよ~! めっちゃ多いねえ~!! 繰り返し登場する人気商品もあるけど、それにしたってハンパな数ではない。


掲載されているもっとも古い商品は2007年3月の「とろ~りチョコクリーム」だ。2010年6月から毎年1つずつ、12年分の商品が並んでいる。それらの中で気になったのは、「イギリスフレンチトースト(ピザ風)」である。イギリスだかフランスだかイタリアだか、もういろんなものが混ざり合って面白い!

バリエーションの多さは、ヤマザキのランチパックに匹敵するレベル。「青森のランチパック」といっても言いすぎじゃないでしょ、うん。


・軽く焼くと美味い!

レギュラーのイギリストーストは、食パン2枚にマーガリン・グラニュー糖を挟んだもの。これをそのまま食べるか……。


もしくはトーストするらしい。


軽く焼いた方が美味しいと聞いたので、「ナッツの思い出」を焼いてみた。すると表面はサクっと軽い歯ざわりで、中からピーナッツクリームが溶けだしてとても美味い! 毎朝食いたいと思える、親しみやすい味だ。


都内では「あおもり北彩館」(千代田区)で購入することができるとのこと。カブセンターの通販でも購入は可能だが、販売価格は1個税込139円、それに別途送料(東京都:650円)かかってしまう

現地で買うのが一番良いかも。青森を訪ねる際には、スーパーやコンビニでチェックしてほしい。


参考リンク:工藤パンカブセンターYahoo! 店
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
Screenshot:工藤パン

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