これぞ本物のプロ仕様サウンド。ビクタースタジオのエンジニアが監修したワイヤレスイヤホン

GIZMODO

Pro ToolsなどDAWの普及で、自宅でも高音質レコーディングができるようになりましたが、やはりプロ向けのレコーディングスタジオはクオリティが数段上です。ナチュラルな響きを得られる空間に高級機材、そして百戦錬磨のエンジニアを抱えているのだから当たり前なんですが、それだけに維持コストは高く、ここ数年は多くの名門スタジオが廃業を余儀なくされています。音楽業界にとって由々しき事態です。

そんな状況下でも奮闘しているのが、東京神宮前にあるビクタースタジオ。レコード会社のビクターエンタテインメントが所有するスタジオですが、同社所属以外のアーティストにも多く利用されています。オーケストラ録音もできる広いブースを備えており、国内最高峰スタジオのひとつです。

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ビクタースタジオ
Image: JVC KENWOOD

このスタジオを使用しているアーティストで最も有名なのは、やはりサザンオールスターズですね。サザンの作品はデビュー当初から一貫してビクタースタジオでレコーディングされており、ここなしにあのサウンドは生まれ得なかったと言ってもいいでしょう。そのほかにもUA、菅野よう子、スガシカオ、久石譲、星野源、山下達郎、米津玄師、LUNA SEAなど、クライアントには多くの人気アーティストたちが名を連ねています。

エンジニアの個性が光るサウンドモードを搭載

そのビクタースタジオのエンジニアが音質を監修、正真正銘のプロ仕様サウンドを楽しめるワイヤレスイヤホン「HA‐FX150T」がビクターから発売されます。

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Image: JVC KENWOOD

このモデル、ビクタースタジオのエンジニア3名がサウンドの個性を盛り込んでチューニングした3種類のサウンドモードを搭載。「PROFESSIONAL 1」は声のリアリティを重視したボーカル向けのチューニング、「PROFESSIONAL 2」は音場の広がりを重視したジャズ系向けのチューニング、「PROFESSIONAL 3」はキラっとヌケのよさを感じる80~90年代洋楽向けのチューニングとなっています。さらにFLAT/BASS/CLEARモードと合わせた合計6種類のプリセットサウンドモードで、好みのサウンドをチョイスできるようになっています。

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Video: Victor / YouTube

ドライバーユニットは新設計されており、ユニットの背面に音響のための空間を確保することで、ゆとりのある低音とワイドレンジな音を実現。チャンバーを構成する部品の一部にメタルプレーティングを採用するなど、素材にもこだわっています。ノイキャン機能も音質担当技術者が設定を突き詰めており、音質とノイズキャンセリング効果の調和を図っている点など、あくまでも音質ファーストな設計。

5サイズ付属するイヤーピースは、内壁にスパイラル状にドットを配列した独自の音質向上技術「スパイラルドット」を採用。本体のみで9時間、充電ケースと合わせて21時間再生可能なタフさも魅力です。

プロのミュージシャンはこんな音を聴きながら音楽を作っているのかと思いを馳せるのもいいですね。市場推定価格は1万9000円前後で、発売日は11月17日。カラーはブラックとブロンズの2色。

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Image: JVC KENWOOD

ちなみに現在予約受付中の公式オンラインストアでは、音質に納得しなかった場合に2週間以内の返品を保証するキャンペーンを開催しています。それだけ自信があるってことですよこれは。

Source: JVC KENWOOD

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