「エッグタルト」という食べ物をご存じだろうか? 香港・マカオ・台湾・中国などでよく食べられるタルトの一種で、生地にエッグカスタードを乗せて焼いたものである。香港のカフェではエッグタルトが代表メニューのひとつなのだとか。私(佐藤)は全然知らなかったんだよ……。
2022年9月5日、そんな香港で馴染みのあるメニューをグローバルに提供するカフェ「JOY LUCK TEAHOUSE」が東京・原宿に誕生した。そこで1度も食べたことがない私はコレを機に食べてみることにした! ウマいのか、ソレ?
・ブルース・リーの親友
お店のブランドオーナーであるロバート・チュア氏はちょっと変わった経歴の持ち主だ。彼は香港の人気長寿番組の制作に携わるテレビプロデューサーで、伝説の映画俳優ブルース・リーと親友だったそう。
そんな彼の手掛けた代表的なお店の1つが、ミシュランを獲得している「ティム・ホー・ワン(添好運)」だ。すでに日本で2店舗を展開している。
そして新しく原宿にオープンした「JOY LUCK TEAHOUSE」の代表的な商品が「エッグタルト」「パイナップルパン」「香港ミルクティー」だ。
同店では日本限定の「抹茶エッグタルト」やパイナップルパンを使った「バターサンド」や「スパムサンド」、それからドリンクにはフレーバーミルクティーやミルクコーヒーも用意されている。
今回はエッグタルト(1個税込280円)と抹茶エッグタルト(1個税込290円)をそれぞれ2個ずつ、それとパイナップルパンを1個(税込350円)購入した。
・初めて食べるエッグタルト
パイナップルパンは香港の老舗カフェの味を再現しているという。
初めて食べるパイナップルパンの味はいかに? 口に入れると、初めてなのに食べたことがある気がしてきたぞ! これはメロンパン!? 表面はザックリとした食感で中はふんわり。優しい甘さもまさしくメロンパンのようだ。粗い生地の感触を除けば、ほぼメロンパンといっても良いかもしれない。
エッグタルトも香港の伝統的な味を忠実に再現しているのだとか。しっとりとしたカスタードが見るからに美味しそう~!
かなり甘そうに見えるんだけど、食べてみると意外と甘さ控えめ。サクサクのタルト生地と滑らかなカスタードの食感のコントラストが面白い。
香港定番はミルクティーだけど、濃いブラックコーヒーと合わせたい濃厚な味である。
日本限定の抹茶はそこまでお茶の苦味を感じないかなあ。
個人的な意見を言わせてもらうと、濃い抹茶感に期待すると物足りないかも……。正直、通常のタルトとそこまで大きく味の違いは感じない。抹茶の風味をもっときかせると、抹茶ファンに喜ばれる気がするなあ。
ティム・ホー・ワンは「もっとも安いミシュラン店」として日本でも定着しつつある。JOY LUCK TEAHOUSEも今後注目を集める人気店になるかもしれないぞ。香港発のエッグタルト、1度ご賞味あれ~。
・今回訪問した店舗の情報
店名 JOY LUCK TEAHOUSE原宿店
住所 東京都渋谷区神宮前6-6-6 TSビル1階
時間 11:00~20:00
参考リンク:JOY LUCK TEAHOUSE
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24