【福岡】記者が通いまくった「博多湯」はガチでおすすめ! 入浴料大人平日350円で休日400円 / 好きすぎて本当は教えたくないスポット

ロケットニュース24

長いこと同じ場所に住んでいると「休日の行動パターン」がいくつかできる。福岡県に約5年間住んでいた私の場合、月に1度は筑紫野市の「足ツボ」と「博多湯」に行くのが決まっていた。たま〜に肉好きのための定食屋「青空食堂」もセットに組み込むイメージ。

博多湯のある二日市温泉は、1300年の歴史を持つ九州最古の温泉。足ツボの先生にオススメされて行ったら……自分史上最高レベルの感動を味わったため、それから月に1度、足ツボとセットで通うようになった。入浴料は大人平日350円(休日400円)。詳しく紹介したい。

・お湯に大感動

福岡の中心地、博多や天神から車で30分ほどの場所に「博多の奥座敷」として知られる名湯・二日市温泉がある。万葉集に登場し、夏目漱石が新婚旅行に訪れたことでも有名。筑紫野市 “湯町” という地名のとおり、温泉で栄えた歴史ある地域だ。


そんな温泉地に、1860年(万永元年)に開業したのが博多湯である。年中無休で営業時間は10時から21時30分。専用駐車場はないので、すぐ隣のコインパーキングに車を停めたら……いざ木造3階建ての博多湯へ。情緒あふれる柳並木が温泉気分を高める。


さて、下駄箱に靴をしまって券売機でチケットを購入。400円(平日350円)は安い。歴史が古くて入浴料が安いと “年季の入りまくった昔ながらの共同浴場” をイメージするかもしれないが……めっちゃキレイなのだ。聞けば、数年前に改装したらしい。ポイント高い。

しかし最も “お値段以上” なのは「泉質の良さ」だろう。半地下の浴室には、石造りの内湯がひとつ。この内湯がマジでヤバい。というのも……


地下260mからくみ上げた源泉を1度も空気に触れさせず、浴槽へ掛け流しているのが特徴。加水・加熱も一切行っていないメチャメチャ新鮮な温泉なのだ。新鮮過ぎるため、まれに「湯あたり」を起こす方もいるらしい。

私は別に温泉通なわけではないが、生まれてはじめて、ちゃんと「お湯にしっとり包み込まれるような感覚」を覚えた。これが噂のお湯に包まれる感覚なのか……硫黄の香りも心地良く、新鮮な温泉を全身で受け止めているような気持ち良さ。しっとりスベスベ。


さらに、お湯がちょいぬるめなので長湯を楽しめるのがいい。ってか、博多湯のおかげで「ぬる湯」の良さがわかった……気がする。じんわり芯から温まる感じがたまらなく気持ちいい。風呂上がりは超しっとりスベスベ、さらに、めちゃめちゃポカポカである。


・無料休憩処でまったり

浴後は2階の無料休憩処でまったり。創業当時の風情が残る畳敷きの休憩室で余韻に浸る……ここまでがお決まりの流れ。博多湯の家訓は「温泉は地域の財産。恩恵は皆で分かち合う」とのこと。しっかり恩恵を受けました。

二日市温泉エリアは、太宰府へのアクセスも良く観光の拠点にもなる場所。福岡の温泉は意外と知られていないので、観光などで訪れる機会があればぜひ足を運んでみてほしい。


・今回ご紹介した施設の詳細データ

名称 博多湯
住所 福岡県筑紫野市湯町1丁目14-5
時間 10:00〜21:30
休日 年中無休

Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

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