一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)が2019年1月~2022年6月に確認したフィッシングサイトのURLデータセットが、GitHubレポジトリを通じて公開された。JPCERT/CCが8月31日、発表した。
確認した日付、フィッシングサイトURL全体、騙られたブランドの3項目をリスト化した月別のCSVデータとして提供されている。データは適宜、アップデートしていく予定だという。
なお、これらの情報は、フィッシングサイトの停止調整を行なったサイトのものだが、現在の稼働状況は確認していないとしており、使用する際は注意するよう呼び掛けている。
JPCERT/CCは今年4月、公式ブログ「JPCERT/CC Eyes」において、2021年に報告されたフィッシングサイトと利用されたドメインの傾向について解説した記事を掲載したところ、フィッシングサイトの情報を提供して欲しいという要望が多く寄せられたことから、今回のURLデータセットの公開に至った。「本フィッシングサイトの情報を公開することで、今後のフィッシングサイトへの対策や、状況把握にお役に立てれば幸い」としている。