地元での知名度は100%である一方で「実は全国的な知名度はさほどでもないもの」が世の中には存在する。誰しも「え! 〇〇って全国区じゃないの!?」なんてカルチャーショックを受けたことが1度や2度はあるハズだ。
今回「常識おみやげ検証」を行う北海道の名菓『わかさいも』は、まさしくそういうお菓子であろう。果たして、博識で知られるロケットニュース24のライター陣は『わかさいも』を知っているのだろうか?
・北海道の誇り
日本最大級の観光都市「北海道」は、おみやげ選びに苦労しない街である。「白い恋人」を筆頭に「マルセイバターサンド」「ロイズのチョコレート」「じゃがポックル」……などなど、空港には有名なお菓子がズラリと並ぶ。
実は『わかさいも』も空港では多くのショップで取り扱われているのだが、やや地味なビジュアルのせいか、上述した超有名みやげレベルと同格とは言い難い。私(P.K.サンジュン)も、前職時代に北海道を行き来しなければ『わかさいも』を知らなかったハズだ。
……が! 北海道における『わかさいも』の知名度は “異常” と申し上げていいのではなかろうか? 北海道在住の知人によれば「昔から年がら年中CMが流れている」とのことで「知らない道民はまずいない」「ある意味、白い恋人より北海道の誇り」とのことであった。
その『わかさいも』は1930年に誕生したお菓子で「サツマイモの採れない土地で、焼きいもを作りたい」という想いから誕生したという。原材料は大福豆で、サツマイモの筋に見たてた昆布が使用されていることも特徴的だ。
・まずは北海道に縁があるメンバーから
とはいえ、それなりに北海道に精通していないと『わかさいも』の名はなかなか出てこないハズ。というわけで、まずは北海道出身の「あひるねこ」と、北海道に住んでいたことがある「和才」の両名に、ノーヒントで出題することにした。結果……
あひるねこ「わかさいも」
和才「いもパイ?」
ズバリ言い当てたあひるねこは流石であるが「いも」まで辿り着いた和才も惜しいといえば惜しい。また「正解はわかさいもでした~」と伝えたところ「あああああ! わかさいもだ!!」と言っていたから、それなりに知名度は高い可能性もある。
というわけで、引き続きノーヒントで編集長のGO羽鳥に『わかさいも』を食べてもらったところ……
GO羽鳥「インカのめざめ?」
あんた、そりゃジャガイモの品種だよ! なに恐る恐る「もしかしたら正解なんじゃない……?」って雰囲気出してるんだよ!! 全然的外れだわ! むしろ「インカのめざめ」がジャガイモの品種だって知らないことがおっかねーよ!!
というわけで、ここからは「北海道」「〇〇いも」「1930年に誕生」という3つのヒントを出すことに。悩みに悩み抜いた結果、ライターたちが導き出した答えはというと……!
御花畑「わかさいも」
砂子間「おいしーも」
亀沢「まるでいも」
原田「豆と昆布で……まこいも」
中澤「まんじゅういも」
佐藤「1930年の北海道……とんでんいも?」
Yoshio「1930年の北海道……とんでんいも?」
!!!!! Yoshioと佐藤がまさかの「とんでんいも」被り……! 率直に、Yoshioの口から「とんでんいも」と発せられた瞬間はゾッとした。というか、夫婦かよ! 思考回路一緒かよ!!
また、実は「常識おみやげ検証」の正解率100%を更新中の御花畑は地味にスゴイ。「○○いものヒントが無かったらわかりませんでしたねぇ」と言っていたが、それでも『わかさいも』が出てきたのは立派である。
というわけで、今回は10人中2人が正解したため、わかさいもの知名度は「20%」とさせていただく(サンジュン調べ)。派手さは無いので目に留まりにくいが、北海道にお出かけの際はぜひ1度『わかさいも』をご賞味いただきたい。素朴な味で美味しいよ☆