「こういうニュースだけ見ていたい」 人々の思いにこたえるアカウントが話題も…管理者語る「複雑な胸中」

J-CASTニュース

   「こういうニュースだけ見ていたい」――。痛ましい事件や事故のニュースで溢れる毎日。テレビやネットで「ほっこり」するニュースを目にしたとき、ふと、そんな感情を抱いたことはないだろうか。

   ツイッターでは今、そんな「ほっこりニュース」だけを取り上げるアカウントが話題を集めている。その名も「こういうニュースだけ見ていたいbot」(フォロワー数約4万1000人)。管理者に、アカウントに込めた思いを聞いた。

  • 「こういうニュースだけ見ていたいbot」アカウント開設者の思いは

    「こういうニュースだけ見ていたいbot」アカウント開設者の思いは

  • 「こういうニュースだけ見ていたいbot」アカウント開設者の思いは

「日本全体でギスギスした雰囲気」→アカウント開設

「オットセイの赤ちゃんが民家に侵入しソファで寛ぐ ニュージーランド」(8月22日)
「阿部寛 撮影中ポケットにクワガタ」(7月28日)
「内向的な犬が集合、目も合わさず微妙な雰囲気に スウェーデン」(7月14日)

   これらは「こういうニュースだけ見ていたいbot」が紹介しているネット記事の見出しだ。同アカウントが取り上げているのは、動物の話題やちょっとしたハプニングエピソードなど、思わずほっこりするようなニュースばかり。ここでは、悲惨な事件や事故のニュースは登場しない。

   J-CASTニュースは2022年8月11日、ツイッターアカウントを管理している、あわうみさん(@awaumi_s)に取材した。普段は会社員として働いているあわうみさんがアカウントを開設したのは21年の9月。開設理由を、こう振り返る。

「昨年の夏ごろ、ひたすら緊急事態宣言が続いて日本全体でギスギスした雰囲気がありました。そのときに何か自分でできないかなと考えたときに、『こういうニュースだけ見ていたい』と思うニュースを集めて発信したら面白いんじゃないかとひらめきました」

   アカウントでは「こういうニュースだけ見ていたい」のようにつぶやかれたツイートを自動で集計し、その中で反応が多いニュースや動画などを紹介している。「見ていて不快に感じることがないように気をつけています」。自動集計のため、不適切なニュースを拾わず、かつ数多く紹介することを目指し、日々改良を続けているという。

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