審査基準は外と衝撃【家そば放浪記】第42束:おなかすいた(Una Casita)で買った、はくばく(霧しな)『そば湯まで美味しい蕎麦 白』税込463円(1人前154円)

ロケットニュース24

前回に引き続いて突然だが、ここで当連載の審査基準についてお話したいと思う。まずは連載テーマである「家そば」か「外そば」かで判断。“どれだけ外のお店で食べる蕎麦に近いか” を基準にしてランク付けをしている。

それともうひとつ重要なのは、“衝撃度(インパクト)” だ。食べた瞬間「これまでの蕎麦とは違う感」が出ていた蕎麦に好評価を付けやすい傾向にある。

そんな衝撃度だけで言うなら、現在ランク1位の『特選そば 十割そば専用工場謹製』よりも、長きに渡り王座を死守していた『元祖乱れづくり 木曽路御岳そば』の方が大きいかもしれない。あれは衝撃の連続だった。前置きはこのへんにして──

今回の蕎麦は、ディフェンディングチャンピオン『元祖乱れづくり 木曽路御岳そば』と同門の商品『そば湯まで美味しい蕎麦 白』である。少し前に『そば湯まで美味しい蕎麦 黒』も登場したが、白の評価はいかに!?


デカい鍋にたっぷりのお湯を沸かし……


3〜4分茹でたら……


ハイ完成。


して、そのお味は──


細い……。どうも白くて細いと「そうめん」を感じてしまうのが私の感度の悪さであるが、今回もまた前回と同じくそうめん、もしくはにゅうめんな感想なのである。


また、食べれば食べるほど美味さと蕎麦みを感じる “スロースターター” であるがゆえ、そのぶん瞬間的な衝撃度(インパクト)は非常に少ない。そんな優しくて繊細な蕎麦であるがゆえ、疲れた時に食べると良いかもだ。


そんなこんなで「家そば」か「外そば」かで言えば、家である。それも温かい家である。ナスや豚肉が入った田舎風の温かい濃いめのつけ汁で食べると合う気がする。

ちなみに蕎麦湯も、控えめな優しい感じだった。荒々しさより、優しさを求める人に。ホッとする蕎麦、それが白──。


執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24

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