【限界突破】ロイヤルホストの1番高いメニュー『1ポンドアンガスサーロインステーキ（5203円）』を食べてみた / ファミレスの1番高いメニュー全部食う：第1回

リーズナブルなのに確実に美味しい日本のファミリーレストラン。世界中にファミレスがあるかどうかは知らないが、ファミレスが無くなったら激困りする方は少なくないハズ。5歳の娘がいる私、P.K.サンジュンはファミレスのヘビーユーザーです。

ところでみなさんは「ファミレスで1番高い商品」と聞いて、すぐにメニューが思う浮かぶだろうか？　果たしてそれぞれのファミレスで1番高い商品は？　そして味は？　第1回「ファミレスの1番高いメニュー全部食う」は『ロイヤルホスト編』をお届けしたい。

我々ロケットニュース24では「リクエストボックス」を設置している。この企画はリクエストボックスに寄せられたもので、ただ一言「ファミレスの一番高いメニューのレポートがみたい」と記されていた……なるほど。

確かに庶民派グルメの代表格「ファミレスの1番高いメニュー」はちょっと気になるかもしれない。過去に「コストコで1番高い肉」を食べてみたことはあったが、ファミレスは思い付かなかった。よっしゃ、この企画いただきます。

というわけで、第1回は「ロイヤルホスト」をチョイスした。数あるファミリーレストランの中でも、最高ランクに位置づけられるロイヤルホストほど本企画にふさわしいファミレスは無いハズ。おそらくこの企画で最高値のメニューになるハズだ。

で、いざロイヤルホストに直行！　メニューに隅々まで目を通し「最も高額なメニュー」を探す。さすが “ファミレス王” ことロイヤルホスト、どのメニューも他のファミレスよりややお高い。

肉か？

やはり肉なのか？

こいつだーーーーー！

見落としが無ければ2021年10月現在、ロイヤルホストの最高額メニューは「アンガスサーロインステーキ＆天然海老フライと紅ずわい蟹のクリームコロッケ」である。価格は1ポンドステーキで税込5203円！　うむ、価格も実にロイヤルだ。

このメニュー、ロイヤルホストご自慢の「アンガス牛」を、1枚ずつお店で手切りして高熱で一気に香り高く焼き上げているとか。さらに海老フライと蟹クリームコロッケまで詰め込んだ超贅沢メニューとなっている。

というか、最高額メニューということは「最も自信のあるメニュー」と考えてもいいハズ。さあ、日本最高峰ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」の最高額メニューよ……俺にその実力を見せてみろ。

で、15分弱で到着した「アンガスサーロインステーキ＆天然海老フライと紅ずわい蟹のクリームコロッケ」はというと……

でけぇぇぇええええええ！

つーかブ厚ィィィイイイイイイイ!!

1ポンドなのでわかっちゃいたが、サーロインステーキはド迫力！　ロイホの1ポンドステーキはそこそこの厚みで面積が広いタイプではなく、とにかくブ厚く高さを強調した “肉塊系” の1ポンドステーキ。そのブ厚さはファミレスとしては規格外のズッシリと重いナイフが物語っていた。いや、凶器かよ。

んでもって実際に食べてみたところ……めっちゃウマい。めっちゃウマいやないか、ロイヤルホスト！　脂肪分より肉の旨味が強いタイプのステーキで、ブ厚さの割に肉もやわらか。焼き加減に関しても1つとして文句のつけようがない。

特筆すべきは、最初から最後まで肉の雑味を一切感じなかったこと。アンガス牛のクリアな旨味とでも言おうか、純粋な肉の旨さだけが肉汁と共に最後までダダ漏れていた。正直、ロイホのアンガス牛がここまでウマいとは思わなかったぜ……！

というか、ロイヤルホストが本気を出したら日本国内の9割くらいのステーキ屋は潰れるのではないか？　そう感じざるを得ないほど、アンガス牛の1ポンドステーキはただただウマかった。まだ日本はロイホの本当の実力に気付いていない……のかもしれない。

また「海老フライ」は感動レベルに達しなかったものの、カニの旨味がギュッと詰まった蟹クリームコロッケはかなりのウマさ。ここでもロイヤルホストの技術力の高さが存分に発揮されていた。

1食の価格として「5203円」は確かにお高い。お高いが「アンガスサーロインステーキ＆天然海老フライと紅ずわい蟹のクリームコロッケ」にその価値が無いかといえば完全にNO。なんなら価格以上の価値がある気さえした。

ちなみに単品の「アンガスサーロインステーキ（1ポンド）」は4433円なので、これは真面目にオススメだ。週1とは言わないが、たまの贅沢ならいいではないか。私の中で「ロイホのステーキはガチ」と完全に記憶された次第だ。

というわけで、第1回「ファミレスの1番高いメニュー全部食う」は「確かに値段は張るがそれ以上のウマさがある」「余裕でファミレスの域を限界突破している」という結論としたい。ロイヤルホスト──、価格以上に満足感がロイヤルであった。