【家そば放浪記】第66束:伊勢丹の地下で買った、油屋清右衛門(山岸産業)『信州地粉そば ISETAN MISTUKOSHI THE FOOD』税込376円(1人前188円)

ロケットニュース24

東京で “一味違う高級な食べ物” を求めるのであれば、伊勢丹の地下に行くのが手っ取り早い。好評連載『グルメライター格付けチェック』でも、伊勢丹の地下は高級食材買い出し地の常連だ。

そんな伊勢丹の地下に売っている蕎麦の中でも、「ISETAN MISTUKOSHI THE FOOD」のマークがある商品というのは、“一味も二味も違う” 印象を受ける。なにせ伊勢丹のお墨付きなのだ。期待を胸に、いざ開帳!

まず裏パケを見て目に入るのは、製造者の名前がやたら長いこと。「(株)山岸産業 油屋清右衛門」というらしく、公式サイトを調べてみると、人気アニメとのコラボなど、なかなか攻めた戦略をしている様子。

老舗なのに、新しいことには果敢にチャレンジ。社長さんの挨拶等もアツいことが書いてあるので干し蕎麦ファンなら必読だ。それではさっそく……


デカい鍋にタップリのお湯を沸かし……


約4分半ゆでて……


ハイ完成。


して、そのお味は──


細くて繊細。口当たりは非常に良好で、気持ち良くスルスルと食べられる蕎麦である。そのまま食べても美味しいが、少しつゆに付けて食べると……ほう! これは久々に「つゆがらみ」の蕎麦だ。少量付けるだけでも、つゆをしっかりと背負って一気に口の中に入ってくる。ジュゴジュゴと。


「家そば」か「外そば」かなら、外であろう。温か冷かなら、冷であろう。もしも温にしたら、けっこうなスピードで柔らかくなってしまいそうな予感もする。もしも温で食べるなら、段取りしっかり、速攻で調理して速攻で食べるくらいのスピード感が望ましいと思う。


ちなみに今回、「何も付けず」 → 「つゆ付け」 → 「違うつゆに付け」 → 「最後は “冷やしおろしそば”」で食べてみたが、つゆだけでなく “おろし” もしっかり背負って口の中に入ってきた。これぞまさしく「背負いの蕎麦」。本当に背負ってくるので、美味しいつゆなら威力は2倍。うまいです。


執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24

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