米国の権威ある老舗ボクシング専門誌「ザ・リング」(WEB版)が2022年8月17日、元WBO世界バンタム級王者ジョンリル・カシメロ(フィリピン、32)を「ホット」でないボクサーに選出した。
ウイルス性胃腸炎に続きガイドラインに違反
記事は「ホットなボクサーとそうでないボクサー」などのタイトルで公開され、編集部が独自に人気のあるアクティブな選手とそうでない選手を5人ずつ選出。それぞれに寸評をつけて選出理由などを解説した。
同メディアは、カシメロをホットではないボクサーに選出した理由について世界戦を2度キャンセルしたことなどを挙げた。
カシメロは21年12月にドバイで同級1位ポール・バトラー(英国、33)と5度目の防衛戦を予定していたが、ウイルス性胃腸炎を理由に計量の場に現れず試合をキャンセル。タイトル戦は22年4月に設定されるもここでもカシメロ陣営が失態を犯す。
試合直前に減量目的でサウナを使用し、これが英国ボクシング管理委員会のガイドライン違反となりまたも試合をキャンセルした。代替として同級暫定王座決定戦が行われ、バトラーが暫定王座を獲得した。