ソフトバンクが3.1兆円の赤字:6カ月間で6兆円の赤字に孫正義氏は「反省」

アゴラ 言論プラットフォーム

ソフトバンクグループは、2022年4~6月期決算の純損益が3兆1627億円の赤字となったことを発表しました。

国内の上場企業としては最大規模の赤字となるようです。

2四半期連続で3兆円規模の赤字を計上しました。ファンド事業での損失は2.9兆円となったそうです。株安と円安、金利上昇などにより円換算の負債が膨らみました。

ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(同社サイト:編集部)

赤字はとてつもない額となりました。

内訳は以下の通り。

この状況を放っておいたらたいへんなことになります。みずほ銀行の関係者も戦々恐々としているのでしょうか。

さらに自社株買いも発表。

孫正義会長兼社長は、ソフトバンク・ビジョン・ファンドで大規模な人員削減を行うとも表明しています。ソフトバンク・ビジョン・ファンドは失敗に終わってしまうのでしょうか。

“歴史は繰り返す”になってしまうのでしょうか。

孫会長は、「聖域のないコストダウン図る」と述べていますが、ソフトバンクグループの幹部の退社がますます増えているそうです。孫社長の人を見る目は大丈夫なのでしょうか。

孫会長は、8日の決算会見で、自身の心境を「私の今の心境は三方ヶ原の戦いで敗北した徳川家康です」と述べていますので、これからの挽回に期待したいところです。ちなみに、三方ヶ原(みかたがはら)の戦いは、徳川・織田の連合軍が武田信玄の軍を迎え撃って大敗した合戦です。家康はこのときまだ29歳でした。

日本経済のためにも、同社が貧すれば鈍するにならないことを願います。

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