楽天・西川遥輝が怠慢プレーで「懲罰交代」 本塁打も放ったが…真喜志監督代行に「良い采配」の声

J-CASTニュース

   楽天が楽勝ムードの中、「懲罰交代」にピリッとした雰囲気が漂った。

   2022年8月4日のロッテ戦(楽天生命パーク)。試合は4回までに楽天が5本のアーチを放って10得点の猛攻で早々と勝敗が決していた。気の緩みがあったのかもしれない。10-0の5回1死。岡大海が放った打球が左中間を抜けると、左翼・西川遥輝が打球を追う際の動きが鈍く、三塁打に。続くエチェバリアの中犠飛で1点を失った。直後の5回無死一塁の攻撃で、西川に代打・武藤敦貴を送った。

  • 西川遥輝のブログより

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「他の主力選手たちの気持ちを引き締める意味でも」

   「1番・左翼」でスタメン出場した西川は3回に7号右越え2ランを放ち、4回には守備でフェンスに激突するなど闘志あふれるプレーを見せたが、5回の守備で見せた怠慢プレーに対し、監督代行を務める真喜志康永ヘッドコーチは許さなかった。

   スポーツ紙記者は、「真喜志さんは相手にスキを見せたら付け入れられると厳しい姿勢を示した。実績で試合をするわけではない。西川だけでなく他の主力選手たちの気持ちを引き締める意味でも良い采配だったと思います」と評価する。

   真喜志ヘッドコーチは日本ハム時代にコーチを務め、当時日本ハムにいた西川を指導して性格も把握している。求める水準が高いからこそ、ワンプレーにこだわってほしい思いが強いのだろう。

   西川にとって今季は野球人生で大切な年だ。日本ハムで主力として長年活躍してきたが、昨オフに「ノンテンダー」という形で退団。楽天に移籍し、3~4月は打率.333、5本塁打、21打点と月間MVPに輝く活躍を見せたが、5月以降は打撃不振から抜け出せずに打率は2割2分台まで落ち込んでいる。17盗塁はチームトップだが、成功率68.0%と高いわけではない。リードオフマンとしてさらなる奮起が求められる選手だ。

   チームは後半戦に入り、2カード連続勝ち越しと好調なスタートを切った。西川はこの「懲罰交代」に何を思うか。今後の活躍に期待したい。(中町顕吾)

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