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イギリスのサッカークラブであるマンチェスター・シティFCがアメリカのネットワーク機器開発企業であるCiscoと共同で、スマートスカーフ「コネクテッドスカーフ」を開発したと発表しました。コネクテッドスカーフにはセンサーが内蔵されており、運営側はスカーフを首に巻いたファンの感情を測定できます。
Cisco x Man City | The Connected Scarf
https://www.mancity.com/club/partners/cisco/the-connected-scarf
Man City fans to sport high-tech scarves next season | Reuters
https://www.reuters.com/lifestyle/sports/man-city-fans-sport-high-tech-scarves-next-season-2022-07-27/
Manchester City is making a smart scarf – The Verge
https://www.theverge.com/2022/7/27/23280629/manchester-city-smart-scarf-wearables
コネクテッドスカーフは、一見するとファンが試合中に首に巻いたり応援用に掲げたりするスカーフです。
しかし、その内側にEmotiBitと呼ばれるセンサーが取り付けられています。
このEmotiBitにはスマートウォッチに搭載されるような加速度計や温度計、皮膚電気活動センサーが搭載されており、皮膚に浮かぶ汗のごくわずかな変化を測定して装着者のストレスレベルを測り、同時に感情の起伏を追跡することが可能となっています。
スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスは通常、装着者の健康状態を管理するために使われます。このコネクテッドスカーフは、ウェアラブルデバイスと同じ技術が使われていますが、採取されたデータは装着者ではなくマンチェスター・シティFCの運営側が利用します。
Ciscoのグローバルスポーツマーケティングマネージャーであるアシュリー・マルサック氏は「サッカーファンの感情の起伏と、サッカーの試合展開がファンに感情だけではなく肉体的にも影響するかをより深く理解するために測定することを目指しています」とコメントしています。
マンチェスター・シティFCは、すでに6人のファンがこのコネクテッドスカーフを巻いて試合観戦を行っていることを明らかにしています。また、来シーズンには、マンチェスター・シティFCと姉妹クラブであるニューヨーク・シティFCのファンの中から選ばれた一部がコネクテッドスカーフを利用できるようになるとのこと。
なお、マンチェスター・シティFCは、コネクテッドスカーフをどのように配布するのか、またコネクテッドスカーフの電力供給はどうなっているのかについては明らかにしていません。コネクテッドスカーフはテスト段階であり、正式リリース前に使用が変る可能性もあるとのことです。
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