真夏を飾る「年に1度のビッグセール」。
今週火水に開かれたAmazon(アマゾン)プライムデーは今年も空前の売上を記録し、「世界全体で3億個のモノが売れ、17億ドル(約2363億円)の割引が適用」(Amazonの発表)されました。売上高は明らかにされていませんが、外部のAdobeの推計では初日が60億ドル超、2日目が59億ドルの売上ですから、かなりのディスカウントです。
でもなかにはセールのどさくさに紛れて乗っかってるだけ嘘セールもあります。通常価格を偽る商品、いつ買っても割引価格で通常価格で売った試しのない商品、直前値上げで割引幅だけ稼ぐ商品などなど。この最後のなんて国や地域によっては違法な気もするんですが、それでも消えないのが嘘セールです。
そこでここでは自分の買った商品が本当に安かったかどうかの答え合わせに使えそうな拡張機能を4つ選んでみました。
※米ギズモードの翻訳記事のため、日本未対応のものも含まれます。
1)CamelCamelCamel
Amazon価格跡追跡ツールで不動の人気を誇るCamelCamelCamel(残念ながら日本未対応)。使い方はかんたん。検索バーから商品を検索するか、Amazonのリンクをそこに貼り付けるだけで価格推移チャートが出てきて、最安/最高値はもちろん、曜日別価格も過去数年分まで遡って見れちゃう。Amazon表示価格を競合サイトの価格と比べることもでき、これは中古と新品の両方で可能。
メールアドレスの入力は義務ではないのですが、登録しておくと、設定した価格まで下がったときにメールでアラートが受け取れます。サイトのUIが少し古いこと、対象8か国だけなのが唯一にして最大の不満点。
2)Keepa
これは日本でも人気。ギズモード・ジャパンでも、セールの前には必ずお伝えしています。
CamelCamelCamelと似てるんだけど、Keepa(キーパと読みます)は対象12か国でインド、ブラジル、メキシコ、日本でも使えるのが違い。
CamelCamelCamelの全機能に加え、特定期間内の指定した曜日の価格を見たり、Amazonウィッシュリストをインポートして自分だけのプライスウォッチページも作れちゃう。新着割引はセールのページで見れるなど(CamelCamelCamelもあることはあるんだがUIが古くてナビ大変)、おいしい機能が盛りだくさん。ただセールスランキング、送料込み価格のチェックは有料サブスクリプションが必要なのが玉に瑕。
3)Google Shopping
最近商品をサーチすると、Google Shoppingで近所のお店やショッピングサイトすべての価格が表示されてめちゃ便利なんだけど、これ、CamelCamelCamelやKeepaみたいに過去の価格推移までは見れません。あくまでも現在の価格です。拡張機能をインストールしなくても使えるのが違い。
Amazonの価格が変に吊り上がってると、地元のお店の相場と比べて検知できるので大助かりです。段ボールで送ってもらわなくても、近所ですぐ買いたいときもあるし。
フィルターも充実してて、たとえばiPhoneを探してるならRAMやストレージまで指定して、欲しい仕様でプライスを比べることができます。
4)PCPartPicker
最後はややマニアックだけど、PCPartPickerを選んでみました。PCパーツを選ぶときお世話になるサイトですが、ここがすごいのは、ちゃんと販売サイトの過去の価格推移チャートまで見れること。表示サイトは商品ごとに異なりますが、米国の場合、量販チェーンのWalmart、Best Buy、Neweggはほぼ常連で出てきます。各曜日の値動きは過去2年まで遡ってチェックできます。
唯一痛いのは、Amazonが表示されないこと。ここを見てからAmazonの価格と比べて、ほかのサイトのほうが得かどうかを判断するってな使い方になりますね。
プライムデーはアメリカ人の3人に2人が何か買う日。ほかのストアだって黙っていません。Best Buyなんて7月なのにブラックフライデーやってプライムデーに対抗してますし。もう何がなんだか…。放っとくと全員プライムデーに流れちゃうので、こういう価格比較サービスはホントにありがたい!