Windows 11で録音アプリの「サウンドレコーダー」が復活、録音・再生中音声の波形表示や再生速度変更などが可能に

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Microsoftの最新OSであるWindows 11では、これまでのWindowsに搭載されていた標準アプリが再設計されたり、新たな標準アプリが追加されたりしています。Windows Insider Blog執筆者のDave Grochocki氏は、2022年5月10日に投稿したブログでWindows 11に含まれる標準アプリについて振り返ると共に、かつてWindows 10のリリースと共に消えた録音アプリの「サウンドレコーダー」が復活することも発表しました。

Reimagining the apps included with Windows 11 | Windows Insider Blog
https://blogs.windows.com/windows-insider/2022/05/10/reimagining-the-apps-included-with-windows-11/

Windows 11’s Sound Recorder is bringing back features that were removed years ago | Ars Technica
https://arstechnica.com/gadgets/2022/05/windows-11-is-bringing-back-sound-recorder-with-a-new-design/

Grochocki氏はブログの中で、Windows 11では「ペイント」「メモ帳」「フォト」「Snipping Tool」「Media Player」「電卓」などの標準アプリが再設計されており、「時計」アプリには指定した時間に合わせて音楽を流して集中力を高める「フォーカスセッション」機能が追加されたことを振り返っています。これらのアプリの中には、すでにWindows 11に搭載されているものもあれば、Windowsの最新機能を一足早く試せるWindows Insider Programに追加されているものもあります。

Windows 11に追加される新機能まとめ「スタートメニューのフォルダ分け」「エクスプローラーの改善」「新設計のタスクマネージャー」など盛りだくさん – GIGAZINE


そしてGrochocki氏はブログの最後に、「サウンドレコーダー」アプリのプレビュー版をWindows Insider Programの開発チャネルで公開したことを発表しました。「サウンドレコーダー」は1990年にWindows 3.0で最初にリリースされて以来、10年以上もWindowsの標準アプリとして搭載され続けましたが、Windows 10からは「ボイスレコーダー」という別のアプリが搭載されていました。

Windows 10に搭載されているボイスレコーダーは、左端のタブに録音済みの音声ファイルが表示され、中央から右側に再生画面が表示されているシンプルなアプリです。画面左下の録音ボタンを押すと……


PCのマイクを通じて音声を録音することが可能。停止ボタンを押すと録音が終了します。


録音した音声ファイルは自動的にM4Aファイルとして保存され……


ボイスレコーダーやその他のアプリで再生することができます。」


新たにリリースされたサウンドレコーダーは、左端のタブに録音済みの音声ファイルが表示され、残りの部分が録音または再生画面となっています。また、録音または再生中の音声を波形で表示する機能が搭載されているほか、保存するファイル形式を標準のM4AだけでなくMP3・WMA・FLAC・WAVEなどから選ぶことができるほか、再生速度も0.25倍~4倍の幅で調節できるとのことです。


Grochocki氏は、「私たちは今後数カ月の間に、Windows 11で提供されるアプリのさらなるアップデートをお伝えし、皆さんに楽しんでいただけることを待ち望んでいます。私たちはWindows 11において新たなアプリ体験を実現するために、皆さんのフィードバックに耳を傾け、Windows Insiderの素晴らしいコミュニティを活用して新たなアイデアを試し続けます」と述べました。

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