長野県は4月25日、同県内にお試しで居住するIT人材を支援する「おためしナガノ2022」の参加者の募集を開始した。募集期間は5月18日17時まで。
同プロジェクトは、長野県内にお試しで居住して仕事をしてみる機会を提供することで、IT人材を誘致し、本格的な居住や拠点設置を検討してもらえることを目的に実施するもの。今年で8期目の実施となる。
主な支援としては、コワーキングスペースの利用料負担、引っ越し代、事業用交通費などを補助(1人あたり上限30万円)がある。また、実施場所となる市町村が、住居の提供や家賃補助、住居探しの支援を行うという。
対象者は、地方へ拠点設置を検討しているIT企業や、同県を「仕事場」にしたいIT関連の事業主。長野県以外に居住していること(長野県出身者も参加可能)と、長野県内に本社、支社などの拠点を持たない事業者であることも条件となる。また、年齢は20歳以上、おおむね45歳以下としている。募集数は20組程度で、1組につき3人まで。
実施期間は8月上旬~2023年2月末で、最長約6カ月間「おためし」できる。また、最短でも3カ月間は「おためし」する必要があるとしている。
実施場所は 飯山市、飯綱町、山ノ内町、中野市、小布施町、長野市、上田市、東御市、小諸市、立科町、佐久市、松本市、塩尻市、岡谷市、諏訪市、茅野市、富士見町、辰野町、伊那市、飯田市、木曽町の21自治体の中から希望できる。
希望者は、二地域居住情報サイト「ニブンノナガノ」内の募集記事より、募集案内を確認の上、応募フォームに必要事項を入力し、事業計画書および参加者の顔写真を沿えて応募する。書類(一次選考)ののち、6月に実施されるWeb面談(二次選考)を経て参加者が決定される。
なお、参加者の募集受付にあたり、5月9日にはオンラインで募集説明会が行われる。こちらも詳しくは上記「ニブンノナガノ」内の募集記事を参照のこと。