申し入れが功を奏した？ インボイス制度の事業者公表サイト、一覧のダウンロードを停止【やじうまWatch】

　インボイス制度の適格請求書発行事業者を公表している国税庁のサイトで、9月22日以降、公表情報のダウンロードが不可能になっている。

　ダウンロードページを一時閉鎖している理由は明らかになっておらず、お知らせページでは単に「全件データ及び差分データについて、一時的に提供を見合わせている」とのみ案内されている。「登録番号による検索機能」と「適格請求書発行事業者公表システムWeb-API機能」は問題なく利用できるとのことで、不具合である可能性は低そうだ。インボイス制度では、ペンネームで活動する個人事業主の本名など、従来は公開されていなかった情報を含むCSVファイルを誰でもダウンロードできるとして多くの批判が寄せられていたが、ちょうどダウンロードが不可能になる直前、参議院議員の赤松健氏と山田太郎氏が関連団体の懸念の声を集めて国税庁に申し入れを行ったことが明らかになっており、これを受けて国税庁側が対応した可能性もある。今後の展開に注目したい。

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