ファンレター。推しに直接応援の言葉を届けることができる、素晴らしい文化である。手書きの文字には、やっぱりメールやLINEで届く文字とは別の魅力があるよね。
しかし、世の中には字を書くのが得意ではない方もいるだろう。
かく言う筆者もそのうちの1人だ。過去に何度か推しへファンレターを送ったことはあるけれど、その都度「なんかきれいに書けないな……」と悶々としていた。
しかし、ファンレターの神様はそんな我々を見捨てていなかった! 自分の字をレベルアップさせたいオタクにぴったりな、素晴らしいアイテムが存在したぞ!!
・見覚えのある単語しかない
そのアイテムの名は、「バンギャワーク(税込880円)」。なんとこのワーク、実際にファンレターをもらう側のアーティストが監修したのだそう。さっそくページを開いてみると……
み、見たことある~~~!!!
「戦利品」「お布施」など、オタクをやっていたら1度は目にするであろう単語がズラっと並んでいる!
商品説明文によると、このワークにはファンレターを書く際によく使用される単語が収録されているらしい。
筆者は漫画やゲームが好きなので、この商品のメインターゲットであろうバンギャ(ビジュアル系バンドが好きな人)の方たちとは界隈が違うと思っていたんだけど、案外どこのオタクも根っこは同じなのかもしれないな。
お手本の横には赤文字でコツが書いてあり、この文を頭に入れてから筆を動かすと明らかに文字が整いやすかった。
さらに面白いのは、実際にこの単語を受け取った側がどう思うかもチェックできる点。ファンレターをもらう人が監修したからこそのコーナーだ。正直、この文章を読んでいるだけでもだいぶ楽しい。
・実践してみた
確かにこのワークなら、ファンレターを書くときの即戦力になってくれそうだ! 善は急げで、さっそく取り組んでみることにした。
なお、上は以前の記事「本文を全てガラスペンで書いたらこうなった」で書いた筆者の字。記事本文でも触れたけれど、お世辞にもきれいとは言えない字である。
ここからどこまで上達できるのだろうか!?
薄い文字を丁寧になぞったり十字のマスを目安に字を書いたりしていると、小学校の「書写」の時間を思い出した。懐かしい。
普段自分が書いている字とは大きさや線の角度があまりに違い、自分の字がいかに乱れていたかを思い知らされる。長年の癖って恐ろしいな……。
それでも数日かけて練習したところ、なんとかそれらしい字が書けるようになってきた。手書き記事の文と比べるため、推しの1人である「刀剣乱舞-ONLINE-」のキャラクター・「鶴丸国永」に向けてファンレターを書いてみたのでご覧いただきたい。
いかがだろう? まだまだ文字の大きさがバラバラだったり形が潰れていてキレイな字とは言い難いけれど、少なくとも手書き記事の文よりは読みやすい文字になったのではないだろうか!?
・目指せ美文字
そんなわけで、バンギャワークは見て楽しいだけでなくしっかりレベルアップもできることが分かった。
このワークには今回ご紹介した単語も含め、70種類以上もの単語や例文が収録されている。1冊埋まる頃には、間違いなく美文字でファンレターが書けるようになっているだろう。
よ~し、私ももっと練習して、推しにすらすら読んでもらえるファンレターを書くぞ~!!