河北新報社(仙台市)のプロ野球・楽天イーグルス取材班が2022年4月11日、9日の日本ハムファイターズ戦でのツイートが不適切だったとして謝罪した。
「いろいろな形で盛り上げたいという気持ちが先走り」
同社の楽天取材班による公式アカウント「河北新報東北楽天担当」は、次のとおり投稿した。
「9日の日本ハム-東北楽天の投稿に関して、不快な思いをされた方々へおわび申し上げます。いろいろな形で盛り上げたいという気持ちが先走り、配慮に欠けた不適切な内容を投稿してしまいました。以後このようなことがないよう、ツイッターの活用方法を見直し、改善してまいります」
続くツイートで、該当ツイートを含めた一連の投稿は消さない方針だとした。
「また、一連のツイートはなかったことにはできません。自らへの戒めの意味も込めて、消さないことにいたします」
謝罪に至った具体的な投稿については明言していないものの、以下の投稿が批判を呼んでいた。
「センター返しって打撃の基本ではあるんですが、日本ハム打線はあんまりやらない方がいいですよ、ヒット一本損するので #残念そこは辰己」
この投稿は、9日の楽天対日本ハム戦で楽天の辰巳涼介外野手が見せた見事な守備に関するものだ。
アルカンタラ選手による右中間への大きな当たりは、センターを守る辰己涼介選手が自慢の快足で追いつきセンターフライに。ヒット性の打球をグラブの先端で捕球するミラクルキャッチに「#残念そこは辰己」のハッシュタグがツイッターでトレンド入りしていた。同日の試合は、8-5で楽天が勝利している。
河北新報のツイートには批判の声が相次いでいた。
「他球団にリスペクトを持て 相手がいないと野球なんてできないだろ 公式として敬意なさすぎ」
「辰己の守備は本当に素晴らしいと思うけど、このツイートは新聞社公式がすべきツイート内容じゃないと思う」
「品がないし感じ悪い こういうツイートが楽天さんのファン全体の印象を悪くする」
なお、同アカウントは批判を受けた後の翌10日、ツイッターを更新していなかった。