こちらは、小売業界の最前線を伝えるメディア「モダンリテール[日本版]」の記事です
※モダンリテール[日本版]は、DIGIDAY[日本版]内のバーティカルサイトとなります
MRブリーフィングは、変動の激しい小売業界が直面する課題やトレンドについて、モダンリテールが注目しているニュースをご紹介します。
下着のパレード、英国に進出
2021年11月に最初の店舗をオープンしたばかりの下着ブランドのパレード(Parade)は3月14日、国際的な成長を開始する上で、重要な節目をまた新たに迎えた。
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パレードは、英国への進出に伴い、直販サイトに英国の消費者向けの発送オプションを追加したと発表した。今年の第2四半期後半には、オーストラリアにも進出する予定だ。
2019年に設立されたパレードは、口コミの拡大とさまざまなコミュニティとの融合をソーシャルメディア戦略の中心に据えてきた。マイクロインフルエンサーに接触し、理想的にはソーシャルメディアの投稿と引き換えに無料ギフトを提供することで知られている。2020年のニューヨーク・タイムズ(The New York Times)の特集では、パレードの顧客の8人に1人が下着姿の写真を投稿したと推定され、創業初年度に1000万ドル(約12億円)の収益をもたらしたと述べている。
英国でも同様の戦略を取っているようで、14日のパレードのインスタグラムストーリーのフィードには、英国を拠点とするマイクロインフルエンサーたちが、「#Gifted」というハッシュタグを付けてパレードから受け取った商品を紹介する投稿が溢れていた。
「我々は、ロンドンの多くの地域で、我々の美しくクリエイティブで包括的、かつ持続可能なイメージを誇示していく」と、パレードで企業の社会的責任とコミュニケーション担当のケリー・スタイブ氏は米モダンリテールに語った。 「米国と同様、英国の下着産業は常にセクシーさ一辺倒の考えを押し通してきたと思う」。
このような拡大には、パレードが2021年11月に発表した2000万ドル(約24億円)の新規の資金調達が寄与している。
ーー[原文:Parade expands to the U.K. ]Anna Hensel(翻訳・編集:戸田美子)
MR Newsレビュー
速報系ニュースを振り返る「MR Newsレビュー」。今回は3月11日(金)〜3月17日(木)にモダンリテール[日本版]のTwitterでご紹介したニュースをまとめました。
15分宅配のFridge No Moreが業務停止
15分宅配アプリのFridge No Moreが業務停止を発表し600人を解雇。1カ月以上資金提供し同社の一部買収を検討していたDoordashの撤退も明らかに。コストや運用上の問題があったとされていますが創業者がロシア出身であることも影響しているのではと報道されています(NYPost)。https://t.co/L83HsxpYBM
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イーベイ、初のデジタルウォレット発表
イーベイ(eBay)は10日、初のデジタルウォレットを発表しました。今回の発表は、来年の売上を6%増加させるという同社の予測に伴ったものです(ロイターより)。https://t.co/ilcvJr3nsg
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) March 11, 2022
リアーナ監修ブランド、IPO視野に
リアーナのランジェリーブランド、サベージ×フェンティ(Savage X Fenty)がIPOを視野に入れています。2018年に設立された同ブランドの評価額は30億ドル(約3530億円)と推定されています(Bloombergより)。https://t.co/pMUJmJuyPF
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) March 14, 2022
激安ファッションのプライマーク、店舗受け取りを導入へ
英国発激安ファストファッション小売のプライマーク(Primark)は、ついに注文の店頭受け取りを導入する可能性があります。宅配サービスを提供していない同社は、オンラインで購入し、店舗で受け取るサービスを検討しているとのことです(ロイターより)。https://t.co/2TrpYrAYWl
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アパレル小売のエクスプレス、小型ストアの出店拡大へ
アパレル小売のエクスプレス(Express)は今年、出店増加を検討しています。これまでeコマースの成長に注力してきましたが、Express Editと呼ばれる小型ストアの開設を計画しているとのこと。エクスプレスのeコマースは前年比で33%増加しています(Retail Driveより)。https://t.co/0HpGqd81eP
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) March 14, 2022
メイシーズがPB事業をてこ入れ 売上比率25%めざす
メイシーズは、プライベートブランド(PB)事業の拡大を準備中です。元ターゲットの役員エミリー・エルシャ-ヒルケ氏を起用し、PB事業の責任者とすることを発表しました。同社は、2025年までに全社売上に占めるPBの売上比率を25%にしたいと考えています(Retail Drive)。https://t.co/dVgvEKMjcP
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サックスのオフプライス業態、Z世代向けキャンペーン開始
サックス・フィフス・アベニューのオフプライス業態サックス・オフ・フィフス(Saks Off Fifth)は14日、Z世代を焦点を当てたマーケティングキャンペーンを開始。これは同社のDX改革に沿ったものであり、ブランド再構築に向けた取り組みでもあります(Forbesより)。https://t.co/8Uv0W8n7PF
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) March 15, 2022
中国の工場閉鎖、世界の生産スケジュールに影響も
コロナの感染拡大で、中国の製造拠点である深圳と長春では、世界の生産スケジュールに影響を与えるような工場閉鎖が相次いでいます。これには、アップルのiPhoneを組み立てているフォックスコン・テクノロジー・グループなども含まれています(WSJより)。https://t.co/nHDHhx6hF2
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) March 15, 2022
スターバックス、使い捨てカップ廃止を計画
スターバックスは、シングルサーブカップを段階的に廃止する予定だといいます。2025年までに、顧客は自分の魔法瓶に入れるか、近所のスターバックスでマグカップを使うかの選択を迫られることになるとのことです(CNNより)。https://t.co/7mf6brV842
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ウォルマート、技術者ら5000人を新規雇用
ウォルマートは今年、世界中で5000人の従業員を雇用する計画を発表しました。同社はまた、サイバーセキュリティに特化した技術者ハブをトロントとアトランタの2カ所に開設する予定です(Yahoo!より)。https://t.co/oUUKnYoH2F
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H&M第1四半期、売上が2ケタ増
H&Mグループの第1四半期売上は前年比23%増と好調でした。しかし今後、ウクライナの店舗閉鎖による影響についても警告しました(ロイターより)。https://t.co/0gYiHutyvg
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) March 16, 2022
ニューヨークにフルフィルメント施設が増加中
倉庫がニューヨーク都市圏を占拠し続けています。eコマースの需要が急増するなか、この繁華街にフルフィルメントセンターを開設する企業が増えているためです(NYタイムズより)。https://t.co/48zj4HBJfe
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コールズ、複数のPEファンドが買収に興味
百貨店コールズ(Kohl’s)に対し、複数のプライベート・エクイティ企業が買収に興味を示しています。そのなかには、シカモア・パートナーズやカナダのハドソンズ・ベイなどが名を連ねているそうです(WSJより)。https://t.co/Yv3TF4Y6Dg
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) March 17, 2022
Edited by 戸田美子