ドリフト走行も可能! 塩ビパイプを組み合わせて作る自動車用のエアレスタイヤ

GIZMODO

塩ビパイプ、強い!

自動車をテーマにしたYouTubeチャンネルDriven Mediaが、塩ビパイプを使ったエアレスタイヤを自作し、さまざまなテスト走行に挑戦しました。

釘だらけの板を踏んづけたり、時速160km以上で走ったり、さらにはドリフト走行も敢行。どんな結果になりましたでしょうか?

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Video: Driven Media/YouTube

どのテストも見事にクリアしましたね。途中でネジやパイプが外れたりして、ちょっとしたトラブルもありましたが…バラバラになることもありませんでした。

1本約4.5万円で作れちゃう

テスト車は135PSのパワーを持つ、ケータハムの「SEVEN 270」。ベースにしたタイヤはフォード・モンデオの14インチで、接合に使ったのは300本以上のボルトとナットなんですって。材料費は1本約4.5万円とのことですが、廃材を使えば環境にも優しく、もっと安く上がりそうですよね。

細いパイプは、表面の凹凸を減らすための振動対策で、タイヤのグリップ力を高める効果も考えられています。でもやっぱりガタガタと揺れますし、「まるで馬車みたいだ」と言われるほどの騒音までは抑えられなかったみたいです。

塩ビパイプはエアレスタイヤ向き?

かつては自転車用に、塩ビパイプでエアレスタイヤをDIYした人もいましたが、パイプの耐久性と少しの柔軟性はエアレスタイヤ向きなんですね。それに見た目も幾何学模様で美しいという利点もあります。

このまま市販化はムリだとしても、たとえばミシュランのような大手タイヤメーカーは一考の価値アリかと思います。どうでしょ?

Source: YouTube, Instagram via INTERESTING ENGINEERING