着々と進んでます。
シグマの代名詞ともいえる、Foveonセンサー(3層イメージセンサー)。より大きくなったフルサイズ版Foveonが期待されるなか、2021年2月にはセンサー開発そのものを白紙に戻すと山木社長から発表がありました。
しかし、それは開発を止めたわけではなく、基礎研究からやり直すということ。オンラインプレゼンテーションでも度々コメントにて質問されてきたセンサー開発の状況ですが、かなり踏み込んだ進捗が報告されています。
3段階のうち、ステージ2に来ている
発表によると、現在はシグマ主導のもとで国内の研究機関と連携してセンサーの開発が進行中。開発においては設計シミュレーションを重ねるステージ1、実際に検証が可能な小さなセンサーを試作するステージ2、ADコンバーターも含めた量産体制で評価を行うステージ3の、3つの段階に分けているそう。
そして現在は、ステージ2の試作センサーを作っている段階にいるとのこと。試作したセンサー次第でこのままステージ3にいくか進むか、再度設計を見直して試作からやり直すかを判断するそうです。
このような状況のため、量産化の具体的な日程を示せる段階にはないとしています。ですが、ユーザーからすればこうして進捗を報告してくれるだけでも希望が持てるというもの。開発が進んでいるのもわかったし、ここまで来たらとことん納得するまでやってほしいと思うシグマファンも多いのでは?
最近のシグマはIシリーズを始めとする新レンズや、待望のXマウント参入など、賑やかに動いている印象です。新しいセンサーも開発する、レンズも充実させる。両方やってのけているシグマは、やっぱりカッコいいのだぜ。がんばれ、シグマ!
Source: 株式会社シグマ