日本最大級のアウトドアの祭典『FIELD STYLE』レポート / ルーフテントがアツい! 大注目はアウトドア大国オーストラリア!?

ロケットニュース24

2022年は “イベント再開元年” ……勝手ながら、密かに筆者はそう名付けている。厳しいコロナ禍を乗り越え、人数制限や感染対策をとりつつも大人数が参加できるイベントが次々と開催されているのだ。

今回筆者は、2022年5月21・22日に愛知県・国際展示場で開催された日本最大級の遊びの祭典、FIELDSTYLE(フィールドスタイル)に参加してきた。

「遊び」に関連するものならなんでもOK! アウトドア関連を中心に、現地でしか出会えないアイテムが目白押しだ。大人の本気の遊び、見に来たぞぉ~~~!

・製作者と出会える貴重な場

フィールドスタイルの出展者は、大手から個人までさまざま。多くのブースに物販があるのが特徴だろう。「イベント限定特別価格」の文字が躍るブースは多く、つい財布の紐が緩んでしまう。


取材の合間に買い物を楽しみ、筆者自身もついつい衝動買いでタコ焼き用スキレット(税込480円)を購入してしまった。今後使うかどうかはよくわからないのだが「特別価格でワンコイン」と言われると欲しくなってしまったんだよな。


商品のジャンルは幅広く、テントや、


釣り具、


古着、


車両など、今回しか出会えない一期一会なアイテムが目白押しであった。


特に人気を集めていたのは、キャンプ用品を制作するガレージブランドのブースたち。ガレージブランドとは、小規模に製作された オリジナリティあふれるギアを作るブランドのこと。

普段はなかなか会えないブランドの “中の人” がブースに立っていることが多く、ファンにとってはたまらない交流が生まれていたようだ。


・人気YouTuberにオススメ品を聞いてみた

人気のYouTuberに会えるのもイベントの醍醐味であろう。今回声をかけたのは、第1回ソロキャンプ女王のnatsuさん

キャンプ用スパイス『ほりにし』の販売元である和歌山県のアウトドアショップ ORANGEの1日店員としてブースに立っていた。

筆者「なっちゃん、お久しぶり! 今日のブースの見どころってなにかある?」

natsuさん「こんにちは~! 新発売の蚊取り線香『ザ・パンチ』がオススメやで! 私もこの間使ってみたけど、1個も刺されんかったわ」

ということで、推しのYouTuberに勧められるがままに蚊取り線香を購入した筆者。キャンプの話をしたり一緒に写真を撮影したりと幸せな時間を過ごさせてもらった。

他にも「あの人テレビで見たことある!」という顔をたくさん見かけ、ミーハー魂を満足させることができたぞ。


・乗り物も目白押しだ

さて、ここからは個人的に気になったものをご紹介させて欲しい。

普段からバイクが好きな筆者としては、気になるのは乗り物! 会場にはこれでもかというほど、大小さまざまなキャンピングカー・アウトドアカスタムカーが並んでいた。

まずはトゥクトゥク。今回初めて知ったのだが、普通自動車免許があればトゥクトゥクを運転することができるのだという。


運転席はこんな感じ。バイクと車の真ん中ぐらいの操作方法のようで、レトロな見た目によらずオートマ車であった。


新車価格は138~178万円とのこと。高いととるか安いととるかは価値観によって大きく変わりそうだが……雨風をほとんど凌げないというのがウィークポイントかもしれない。


オートバックスが展開するブランド GORDON MILLER(ゴードンミラー)は、キャンピングカーにフルカスタムしたハイエースを展示していた。


車内は広々、デスクとソファが用意されている。食事や団らんはもちろん、リモートワークも楽勝だろう。

この車さえあれば全国旅しながら働くことができる。常にネタを探す必要があるライターにとっては非常に羨ましい環境である。


驚くべきことに、ゴードンミラーのハイエースにはまだ秘密が隠されていた。テーブルを取り外し、


座席を倒すことで、1分ほどで後部座席がフルフラットになったのだ。


さらには、進行方向にあわせた座席の配置にすることも可能。

用途に合わせて即座に組み換えできることはもちろん、車内空間が広いため、作業中も一切窮屈に見えなかったのが好印象であった。


スタンダードな形のキャンピングカーも発見した。


車内には常設の椅子とテーブル、大画面のテレビ、


大人2人が寝られるベッド、


そしてシャワールームまでついていた!

以前冨樫記者のレポートを読んで「世の中には豪華なキャンピングカーが存在するらしい」ということは知っていたが、実物を見ると非常にテンションが上がる。

こんな車に乗って日本一周旅行に出かけられたら、さぞかし思い出に残る素敵な旅ができることだろう。


・海外製キャンピングカーが激アツ!

続いて目に入ったのはこちらのランクル。韓国のメーカー iKamper(アイキャンパー)社製のルーフテントが展開されている。


中に入らせてもらうと、想像以上に広い! 大人が2~3人は寝ることができるだろう。

床にはマットが敷かれてフカフカ。寝心地が良さそうだ。


skycampというシリーズのこちらのルーフテントは、走行中はハードケースの中に折りたたんで収納するとのこと。

展開には数分ほどしかかからないそうで、到着して10分以内にテントで寝転ぶという夢みたいなスピード就寝も可能だろう。長時間の運転は疲労が溜まるため、設営にかけるエネルギーは極力減らしたいところ。そんな願いを叶えてくれるピッタリな仕様であった。


なにより、車の天井に乗るっていうのは木の上の秘密基地っぽくてワクワクするよな。


2人用の小さいサイズであればよりコンパクト。ジムニーの上に乗せることが可能だ。

価格は60万円前後ということで、思いのほか現実的。一瞬本気で欲しくなってしまったが、筆者の場合はまず車から用意する必要がある。まだまだ先が遠そうだな。トホホ。


続いておったまげたのは、CKKS社が展示するキッチントレーラーだ。

トレーラーにはけん引免許が必要なものだとばかり思っていたのだが、上の商品は重量750kg以下のため 普通免許でけん引できるのだそうだ!

もちろん運転には相応のコツが必要ということで、練習は必要であろう。


機能は非常に魅力的。トレーラーの上にはルーフテントが設置されているし、


まるで自宅のように広々と使えるキッチンを展開することもできる。

スピーカーや多数のコンセントプラグも付属しているため、音楽をかけながらパーティをすることだってできてしまうそうだ。


なるほど、パーティか……。

生まれてこの方音楽の中でダンスしながら食事をとるなんてしたことがないが、このトレーラーを購入すれば きっといつでもどこでもパーティ会場なのだろう。なんて煌びやかな文化の元に生まれた車両であろうか!?


ワンランク上のけん引免許が必要なサイズのトレーラーの中には、シャワールームやベッド、テーブルとチェアなどが常設されていた。

これらのトレーラーはオーストラリア製。スタッフの方によれば、オーストラリアではキャンピングトレーラーが日本よりも一般的で、長期間のホリデーを旅しながら過ごす文化があるということであった。


この後もオーストラリア製の商品を会場で見かける機会は多く、業界の中ではアウトドア大国として有名なようだった。

これまで筆者は国内産の製品ばかりを見ていたが、もしもスケールの大きい旅を目指すならば海外製品を視野に入れるべきなのであろう。

もっとも自宅から旅立つ予定はしばらくないため、来るべき日に備えてまずは貯金をするとしようかな。

参考リンク:フィールドスタイル
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.

▼フィールドスタイルの特徴として、犬も入場可能ということがある。

▼会場内では歩いていたり、カートに乗っていたりと思い思いに楽しむ犬たちを見かけた。愛らし過ぎて、見ているだけで幸せな気持ちになる。

▼愛犬の肖像画を描いてくれる会社。ご本人も犬と猫をたくさん飼っているそうで、愛に溢れていた。

▼欲しいけど何に使ったら良いのかわからない物ランキング1位、鹿の角も大変お買い得価格。

▼サバゲ―のブースではエアガンを持たせてもらった。こんなものを抱えて走るなんて想像もつかないぐらいに重かった。

▼人工芝メーカーのサンプルは、見かけて速攻欲しくなってしまったほどに肉厚な触り心地。まるで本物の芝のようだった。

▼軽トラのキャンピングカー。ハイゼットトラックのオーナーである筆者にとっては一番現実的なスタイルだ。

▼軽ワゴン車のキャンピングカーも大人気。

▼スケボーのパフォーマンス。すっごい高さを軽々とジャンプしていた。

▼マジックのように自転車で障害を飛び越える。

▼自衛隊の車両も来ていたぞ。

▼後部座席はこんな感じ。

▼救急車の内部や、

▼消防車の吐出口を間近でみることもできた。

▼はしご車の一番上まで行けるアクティビティは超人気。整理券が一瞬でなくなったようだ。

▼最後は意外な見どころであるキッチンカーをお送りしよう。アメリカ映画に出てきそうなレトロトラックの宝庫なのだ!

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