テスラがヘッドホン開発? オーディオ系の商標申請が発覚

GIZMODO

またはメガホンって説も。

イーロン・マスク氏が今度はヘッドホンを準備中かもしれないことが、Tesla(テスラ)による商標登録申請で発覚しました。その申請書類によれば、「TESLA」と「T」ロゴのカバー範囲をいろんなオーディオ製品に広げようってことのようで、オーディオとは具体的に以下のものが列挙されてます。

マイク、ヘッドホン、イヤホン、デジタルオーディオプレイヤー、音声送信装置、オーディオスピーカー、サブウーファー、ヘッドホン用イヤーパッド、オーディオインターフェース、オーディオイコライザー装置、ラウドスピーカー用ホーン、メガホン。

テスラブランドのヘッドホン来る?

この件、Electrekが第一発見者でしたが、申請は1月10日にされていたようです。現在のステータスはまだ出願中で、認められるかどうかはまだわかりません

テスラの狙いはわかりませんが、もし商標が認められた場合、彼らにできることはいろいろあります。わかりやすいのはテスラブランドの車載スピーカーシステムですが、クルマと関係なく使えるヘッドホンやイヤホン、スピーカーでオーディオ家電に進出って可能性もあります。申請文書にあるくらいだから、メガホンを作るのかもしれません。でも、商標権だけ取得して、実際は使わないってのもよくある話です。

とはいえ、テスラは今までにも「not a flamethrower(火炎放射器ではない)」って名前の火炎放射器とか、もっと実用的なとこではサーフボード、テキーラ、モバイルバッテリーなどを発売してきました。

サウンドエンジニアはすでに確保

良くも悪くも思い立ったらすぐ行動のマスク氏は、自分のEDMシングルをリリースしたり、今までも音楽への興味を形にしています。テスラとしても、Bose(ボーズ)やApple(アップル)の競合製品を作れるような人材をちゃんと抱えているようです。テスラのスピーカーシステム、とくにModel Sの22スピーカーは高く評価されてるし、マスク氏はその音質を生み出したのは、Bang & Olfsen(バング&オルフセン)から来たオーディオエンジニアたちだと言ってました。

Electrekが指摘するように、テスラのオーディオ開発でリーダーを務めるMarkus Koch氏は、以前はHarman(ハーマン)やバング&オルフセンといった車載オーディオやコンシューマー製品を手がける会社にいました。またテスラは最近、Amazon Echoを作ってるAmazon Lab126とかJawboneからもエンジニアを引き抜いたそうです。

でも、そんな選り抜きのエンジニアたちが今までに作ったのは、テスラの外部スピーカーをブームボックス化するとか、ついでにクラクションの音をオナラとかヤギの鳴き声に変えるといったジョーク機能くらいのようです。なので、テスラがちゃんとしたオーディオ製品を作るなら、彼らサウンドエンジニアもようやく移籍した意味を見いだせるのかもしれません。

売れるんでしょうね

テスラが何を作るとしても、ひとつ確かなのは相当売れるってことです。アップルのガジェットクリーニング布が高く売れるように、テスラブランドならたいていのものが売れるんです。なので、テスラが他のオーディオメーカーと組んで音質をそれっぽくチューニングし、イヤーカップにテスラロゴを付けて、高額で売り出しても驚きじゃありません。

でも、マスク氏のNeuralinkが、脳に音楽を直接送り込む手段を開発してる今、ヘッドホンを買う必要はもうないのかもしれませんけど。

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