見せてもらおう、その性能。
独立(ディスクリート)GPUといえばNVIDIAかAMD…という風潮が、ようやく変わるのかもしれません。台湾Acerが発表した「新型Swift X」の16インチモデルは、Intel(インテル)の独立GPUこと「Arc」を搭載して発表されたのです。
私にとってインテルのGPUといえば、かつて投入された幻の「Intel 740」が思い出されます。当時、Intel 740はNVIDIAの「RIVA 128」などに対抗すべく投入されたはず…だったのですが、当時の私はこのGPUの購入を検討した記憶がなく、また市場からの評価もいまいちでした。
それはさておき、新型Swift Xの16インチモデルは第12世代のIntel CoreプロセッサとIntel Arcグラフィックスを搭載した、まさにインテルづくしの逸品。Arcはメッシュシェーディングや可変レートシェーディング、ビデオアップスケーリング、リアルタイムレイトレーシング、AIによるスーパーサンプリングなどの機能を搭載しており、その性能が実に楽しみです。
新型Swift X(16インチモデル)のサイズは厚さ0.7インチ(約1.8センチ)で重量は4ポンド(約1.8キロ)と、持ち運びも十分可能なサイズ。バッテリー容量は59Whで同時発表された14インチモデル(こちらはGeForce RTX 3050 Tiを搭載)と同じなので、駆動時間が十分確保されているかどうかが若干気がかりです。
Acerは新型Swift Xの発売日や価格を明かしていません。購入を検討するかどうかは実際のベンチマークスコア次第ですが、今はノートパソコンの独立GPUの選択肢にインテルがくわわることを素直に喜びたいですね!
Source: Gizmodo US