年明けからGoTo開始は遅すぎる – かさこ

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ほぼ毎年、年末年始に行っている沖縄竹富島。2020年の年末年始はコロナ第3波で行くのをあきらめたものの、2021年の年末に2年ぶりに行ってきたが驚いた。石垣島から竹富島に行く船が激減していたのだ。ほぼ半減に近い。

竹富島は石垣島から船で15分。人口わずか360人程度、島の周囲は8kmほどの小さな島だが、なんとこの島にはここ数年、年間約50万人近い観光客が訪れている。沖縄の古き良き伝統集落が残る島だからだ。

私もこの島が大好きで毎年行っているのだが、2年ぶりに行ってみるとコロナの影響で30分に1本あった船が1時間に1本になりほぼ半減。

観光客は竹富町のデータによると2019年は約51万人だったが2020年はほぼ半減の約27万人。2021年はさらに深刻で1〜11月まではわずか13万人だ。

こんなにも観光客が減ってしまえば、観光関連業は大打撃だろう。もちろん竹富島はもともとが島の規模に対して観光客数が多すぎで今もこのコロナ禍にもかかわらず300人程度の島に10万人もの観光客が訪れていることはすごいといえばすごいのだが、船が半減されれば、その分、雇用は失われ、島で観光客向けの仕事をしていた人も売上激減だ。

島をめぐるレンタサイクルの人に話を聞くと「今まではほんと忙しかったですけど今はもう忙しくないです。2020年のGoToトラベルの時は盛り返しましたけどあとはさっぱり」と嘆いていた。

いまだにGoToトラベルを「お金持ちが旅行に行くのを補助するあり得ない制度だ!」と勘違いしている人も多いが、とんでもない大間違いだ。

全国各地で大打撃を受けている旅行・観光業の雇用を守るために「お金持ち」にお金を使わせて経済を回す素晴らしい政策だ。

給付金で10万円配ったところでほとんどが貯蓄に回って、まるで経済効果はなかったことがわかっている。生活困窮者には手厚い給付金を支給すればいいが、それ以外はどうせ貯蓄に回るだけなので経済効果はほとんどない。

そんなことより税金3割の補助で7割もお金を使わせるGoToトラベルなら、観光客激減で大打撃を受けている電車、バス、飛行機、タクシー、船などの交通、ホテル、レストラン、土産物屋、旅行会社、観光地などの観光にお金を回す素晴らしい政策だった。

沖縄竹富島は前述のようにもともとがキャパオーバーなのと、コロナ禍でも素晴らしい島なのでそれなりに観光客数もいるが全国各地の旅行観光業は回復の見込みもなく大打撃を受けているところも多いはず。

自民公明政権は2021年10月〜12月のコロナ感染者激減時期に、GoToトラベルをすればよかったものの、年始明けからやるなどと寝ぼけたことをいっていた。

いやいや年始明けなんて絶対第6波があってGoToトラベルなんて無理でしょ!と予想した通りの事態が今進行中だ。なぜあの感染激減期にしなかったのか。あまりにも遅い大失策といえる。

個人的にはGoToトラベルなんかしなくても各個人が感染状況をみて、ためこんだ貯金で第6波になる前に旅行に行けば、自分も楽しいし旅行観光業も救うことになるんだから、行けばいいのと思っていたが、残念ながら動きは鈍かった。

それにしても超人気の観光地、沖縄竹富島でさえ船便半減で観光客も半減ともなれば他の観光地はもっとひどい状況だろう。それで生活をしている人たちは深刻な影響を受けているはず。

もう1月からはオミクロン株人災で旅行に行くような状況にならなくなってしまうが、第6波が落ち着いたらぜひ素晴らしい島、沖縄竹富島に行ってほしい。

外国人旅行客が来るともうめちゃくちゃになってしまうので、外国人旅行客が来る前にぜひ一度訪れて欲しい。

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