こんなの、プレミア間違いなしでしょ。
80~90年代に音楽やってた人は必ずといっていいほど持っていたTASCAM(タスカム)のMTR、Portastudioシリーズ。スタンダードモデルはカセットテープのA面B面、両方合わせてステレオ2系統分=4トラック録音が可能で、アナログ時代の宅録の強い味方でありました。特に廉価版のPorta Oneは学生でも手を出しやすく、これで録音された名曲は数知れず。今でもきっちり整備された完動品であれば、低ノイズな録音性能を披露してくれます。
そんなタスカムのMTRで使うためのカセットテープ「TASCAM 424 Studio Master High Bias Type II」が、米タスカムから発売されました。しかも限定販売です。
ポイントはType IIであること。レアメタルのコバルトを用いたカセットテープで、当時はハイポジション(ハイポジ)とも呼ばれていました。MTRは機構的な特性上、Type I(ノーマルテープ)を使うとハイ落ちした音になってしまうため、Type IIテープを使うことが大前提となっているんですね。
さらにタスカムは明瞭感ある録音ができるように、通常のType IIテープよりハイバイアスにしたとのこと。クリアボディに金色のオープンリールを模したデザインもあり、MTRの窓から覗かせるとサイコーにカッコいい。
コレクターズアイテムとして人気が高まること間違いなし。日本でも手に入るんだろうか。売ってほしいなあ。
Source: TASCAM