オミクロン株の感染が急速に広がっているロンドンで、入院患者の数が増えていることなどから「重大事態宣言」が出され警戒が強まっている。
ロンドンのカーン市長は18日、オミクロン株の感染拡大で「入院数の増加に加え出勤できない医療従事者も増えている」として「重大事態宣言」を発表した。ロンドンでは先週に比べて入院患者数が約3割増加している。また、新規感染者の8割以上をオミクロン株が占め、カーン市長は「変異株が支配的になっている」との認識を示した。
オミクロン株の感染者は、イギリス全体で2万5千人近くに上っている。一方、オランダでは19日から、年明けの来月14日までロックダウンが実施。オミクロン株の感染拡大を受けて対策が強まっている。(ANNニュース)