テスラのオートパイロットは、オートパイロットなしよりも3倍以上、全自動車平均よりも9倍近く安全みたい

GIZMODO

オートパイロットが安全だとわかっていても、自力で運転したくなっちゃうのはなぜなんだろう?

Tesla(テスラ)のModel 3で運転中でもゲームができてしまうと話題になっていますが、良い子はまねしちゃいけませんよ。たとえ優秀なオートパイロット機能が付いていても、走行中のゲームはよくありません。私は三半規管が弱いのか走行中に助手席で地図やスマホを見ると一瞬で酔うので、ゲームなんて絶対にできません。その状況を想像しただけで、頭はクラクラ胸はムカムカしちゃいます。修学旅行や社会見学のバスなんて、もう最悪な思い出しかありません。

ところで、テスラのオートパイロットっていったいどれくらい安全か知っています? 私は知りませんでした。オートパイロットやアクティブセーフティ機能をまったく信用しないわけじゃありませんが、なんだかいけないことをしているような気持ちになっちゃいそうで。

で、テスラが公表した安全性データをグラフにしたものがこちら。

Image: ギズモード・ジャパン(データはテスラより)

事故を1件起こすまでの走行距離を「オートパイロットオン」「オートパイロットなしでアクティブセーフティのみ」「どっちもなし」「NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)の年平均」の4つで比較しています。単位は100万キロです。

明らかにオートパイロットで事故を起こす確率が最も低いんですよね。オートパイロットは、アクティブセーフティのみの約2倍オートパイロットもアクティブセーフティもオフにした場合のだいたい3倍全米平均と比較すると9倍近く事故を起こす確率が低くなっています。

また、NHTSAがテスラとは違う基準、1億マイル(1億6100キロ)あたりの死亡事故件数を用いて安全性データを公表しています。2021年の前半は1.34件だったそうです。テスラのデータは事故が1件起こるまでの走行距離なので、テスラの方が事故1件あたりの走行距離が9倍近く長いとはいえ、死亡事故件数がわからないので、NHTSAと同じ基準で比較するとどうなのかは不明です。

テスラの安全性データからは、アップダウンしながらも、オートパイロット機能がだんだん安全になってきているといえると思います。

私はハンドルを握っていないと確実に車酔いするので、オートパイロットを使うことはないと思いますが、データ重視人間としては、自分よりもテスラの車の方が事故を起こさないっぽいのは認めなきゃいけないようです。

Reference: ギズモード・ジャパン, Tesla, CleanTechnica