幸せの青い雲
青雲のCMは40年以上つづく、心が安らぐ癒しCMである。
あんなに心が安らぐのであれば、もっとあちこちで青雲の連凧があがっていてもいいはずなのに、滅多に見かけることはない。
きっと連凧を上げるためのハードルが高すぎるからだろう。
だったらと、気軽に楽しめる方法を発見したので報告したい。
青雲のCMとはコレ!
青雲のCMは、ご存知のように青空と富士山をバックに煙の少ないお線香、青雲バイオレットのパッケージを模した連凧が、大空高く舞い上がっているというものである。
こんな素敵な連凧を、みんなあげてみたいに違いない。しかし、実際にあげるためには、広大な場所が必要であり、且つ連凧名人のテクニック及び指導が必要だ。
これでは気軽に楽しめそうもなく、あちこちで頻繁にあげられていないのも無理はない。
気軽に青雲を楽しめる道具をつくろう
で、青雲の連凧をもっと簡単に楽しむ方法はないかと考えたのがコチラ!
まずはダミーの凧を上にいくにしたがって徐々に小さくなるようにくっつけたフェイク連凧をつくる。
これを用いれば、実際は小さい凧にもかかわらず、目の錯覚であたかも本物の連凧に見えるという寸法である。
これなら広大な場所もテクニックもまったく必要がない。
これで日本中の空がふれあいの心であるところの、幸せの青い雲で埋め尽くされるのだ!
「フェイク連凧」の作り方
作り方はこうだ。
ということで、パソコンで連凧のイラストを作り、できたデータをコンビニに印刷し行ったところ、スキルアップのために転職した元同僚がプリンターの前で何かを印刷している姿を発見。
その瞬間、私は咄嗟にしゃがみこみ、彼に見つからぬようそのままの姿勢で店を出て、別のコンビニに印刷しに行ったのである。
その時はほぼ無意識であり、なぜ自分がそのような行動をとったのか全くわからなかったのだが、今から考えると
「こんにちは、お久しぶりです、何か印刷ですか?」
「そうなんですよー、会社の上役から、昇進は自分を見つめなおすいい機会だからキャリアアッププランを書いてみたらどうかと言われましてね、印刷しに来たんですよー。ところで岡村さんは何を?」
「……えーと、私は…気軽に、その…日本の空を…ふれあいの…」
というようなしどろもどろな回答をせざるを得ないような状況になることを避けたかったのかもしれない。
さて、作り方の話に戻ります。
通したら、ビニールテープで尾と呼ばれるしっぽのようなものをつければ完成。
ダミーの凧は31個。本物の青雲の連凧は50個以上あるそうなので、このあたりも本物の連凧に比べてお手軽である。
よーーーし、完成したぞ!
これを使っていろんなところで青雲しに行こう!
青雲と言えば山!
まずは青雲のCMっぽく、青空と山をバックに青雲を楽しむため、以前「ヘリコプターで逃げ去りたい」という記事で使った海沿いの展望台へとやってきた。
遠くに山が見える。
海でも青雲!
山をバックに青雲できたので、今度は海で青雲してみよう。
ということで展望台の真下にある、背景が海だけの撮影のできる突堤に向かうことにした。
などとやっていたら突堤の先端に到着。
やっぱりバックが青空だけだと青雲っぽさが増す。
一応、青雲、それはふれあいの心なので、こういうプラカードを作って人々とのふれあいに備えてはいたものの、残念ながら近くの釣り人たちは見て見ぬふりで、誰ともふれあうことな出来なかった。
どこでも青雲、それは青雲ing(セイウニング)
さあ、このフェイク連凧があればどこでも青雲できることがわかった。椅子が有ればどこでも楽しめる、酒の可能性追求ユニット「酒の穴」さん発案のチェアリングならぬ、青雲ing(セイウニング)である。
このセイウニングは、
どこでも気軽に、リラックスして青雲が楽しめるのです。
さあ、このフェイク連凧作って、みんなであちこちで青雲ing(セイウニング)しよう!
そうすれば、癒しのあふれる平和な世界が広がって行くのだ!
青雲ing(セイウニング)
定義・ルール[編集]
・一人一本、フェイク連凧を持参[3]
・フェイク連凧を持ち歩いて気の向くまま好きな場所で掲げる[2]
・連凧のデザインは煙の少ないお線香、青雲バイオレットが望ましいが、個性を出したい場合は毎日香でも可。
・モラルやマナーはきちんと守る
というようなWikipediaのページができることといいなあ。