泉健太代表は1日午後、党本部で記者団の取材に応じ、新執行部の人事案を発表しました。
泉代表は冒頭、役員人事骨格、第一弾として次のように発表しました。
幹事長 西村智奈美衆院議員
代表代行 逢坂誠二衆院議員
政務調査会長 小川淳也衆院議員
国会対策委員長 馬淵澄夫衆院議員
選挙対策委員長 大西健介衆院議員
泉代表は、2日に両院議員総会を開き、この人事の承認を得たいとの考えを示しました。
同席した西村智奈美議員は「今回の代表選挙を通して、立憲民主党の新しい姿を皆さんにもお見せすることができた。しかし、本当の意味での私たちの挑戦はここからだと思っている。非常に重要な時期に大変重い職責を命じられ、身の引き締まる思いだが、泉代表をしっかりと支え、立憲民主党がもう1回、国民のための政治をおこなう政党であると皆さまにお示しできるように全力で取り組んでいきたい」と決意を述べました。
記者から代表選で戦った3議員を執行部に登用する狙いと期待について問われると、泉代表は「立憲民主党は、多様性の尊重を訴えてきた政党なので、さらにそれを具現化していきたいと思っている。さまざまな多様性の具現化の1つには、ジェンダー平等の実現ということを言って来た。これは候補者擁立から、党職員の男女比率から、さまざまなことがあるが、まずはやはりできるところからということで、私自身が代表選の公約として掲げていたのが、この党の中枢、執行役員において男女同数を目指すということだった。まさに代表・幹事長のパートナーとして、有能であり、党のジェンダー政策を牽引をしてきた西村智奈美さんに是非とも、この党の再生に取り組んでいただきたいということで了承をいただいた」と話しました。
各役員にどのような仕事を期待することを問われると、逢坂議員を代表代行に起用することについて、論戦力があり、これまでも政調会長、新型コロナウイルス対策本部長として仕事をしてきたことを上げ、「立憲民主党の理念、考え方を全国の皆さまにも発信していただく役割を担っていただきたい」と話しました。
政調会長に起用する小川議員については、「これまで訴えてきた情熱を持って――さまざまなテレビ出演の機会も増えてくると思うが――わが党の政策を国民の皆さまに熱を持って伝える重要な役割」を担ってほしいと語りました。
国対委員長に起用する馬淵議員については、「来週から臨時国会がスタートする。国会経験が豊富で、重量感、安定感もあるということで、他の政党との交渉、協議にふさわしい人物ということで選ばせていただいた」と述べました。
選対委員長に起用する大西議員については、「若手ということになるが、来年の参院選挙に向けて、全国の候補者の発掘、支援の強化、――ご自身が小選挙でしっかり勝利をしているので――選挙のノウハウも全国の仲間に伝えていくという意味で任命させていただいた」と話しました。