共産党と公明党 組織力に衰えも – 早川忠孝

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共産党は生き残りのために、立憲民主党との共闘路線に完全に舵を切ったようだ。

共産党の街頭活動を見ていると高齢者が多くなっているので、いつまで続くのかな、と思っていたが、立憲民主党との共闘に活路を見い出そうとしているようだ。

共産党の国会議員には真面目な議員活動をされている優秀な若い方々が結構おられるのだが、共産党の構成員自体はやはり高齢化は免れないようなので、組織としては若干弱体化していたのかも知れない。

公明党にもそういう兆候が表れている。

地方議会議員の選挙には滅法強いはずの共産党も公明党も、高齢化の影響を受けて最近は戦闘力が低下しているようで、先日投開票が行われた衆議院選挙の丁度1週間後に行われた東京の葛飾区の区議会議員選挙で自党が擁立した公認候補者を落としてしまっている。

票割り、地域割りの見事さを誇ってきた両党に組織力の衰えが見え始めている、ということは特筆すべきニュースだろう。

若い世代の方々の保守化が最近よく指摘されるが、この傾向は当分変わらないだろうから、共産党も公明党も選挙のたびに少しずつ力を失っていくと見ておいた方がよさそうだ。

共産党が固執する立憲民主党との共闘路線は、一種の共産党の抱き着き作戦だろうと思っている。

一方、今回の衆議院選挙を通じて息を吹き返したのは、れいわ新選組である。
野党共闘路線とこれからどう付き合うのか分からないが、今般の首班指名選挙で山本太郎氏に全員揃って投票したのだから、立憲民主党とも共産党とも一線を画すと宣言したようなものだ。

多分、れいわ新選組は来年の参議院選挙でもそれなりの議席を獲得しそうである。

共産党のライバルにはならないだろうが、共産党にとって多少の脅威になることは間違いなさそうだ。

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