水産庁のホームページで「1か月毎日海鮮丼チャレンジ」と題した挑戦が今月、行われている。
イクラ丼、カツオ丼、イワシ丼ーー。毎晩21時に更新される同庁ホームページ内のブログでは様々な海鮮丼がひとつずつ追加され、ずらりとどんぶりが並ぶ様子は「飯テロ」とSNS上で話題になっている。いったい誰がどうやって海鮮丼を食べているのか?BLOGOS編集部が水産庁に聞いた。
これまでの毎日海鮮丼チャレンジで紹介された海鮮丼は10月25日午前の時点で24種類。
水産庁提供
発案したのは、同庁漁政課広報班の北岡雅紀さん。新型コロナ感染対策による飲食店の休業や時短営業などで魚の消費が減り続けていることから「家庭でもっと魚を食べてほしい」と、今年9月ごろにこの企画を考案したという。
「1か月毎日海鮮丼チャレンジ」という取り組みだが、北岡さんが毎日ひとりで海鮮丼を食べ続けているわけではなく、企画に賛同した庁内の有志の13人のメンバーたちがそれぞれ自宅で食べチームで取り組んでいる。
北岡さんは「メンバーには事前に黒いどんぶりを配り、そのどんぶりを使って各自自宅で海鮮丼を食べてもらっています。それらを私がライターとしてホームページ上で紹介しています」と話す。
毎日21時に更新される投稿は、海鮮丼の写真1〜2枚に数十字程度の文章が添えられたシンプルなものだが「魚に詳しい人なら外せないポイントをしっかり押さえている」など、水産庁の職員ならではの視点が評判を呼んでいる。
水産庁HPより
水産庁HPより
「家庭でもっと魚を食べてほしいという思いから、できるだけスーパーマーケットなどで手に入りやすい魚を使っていますが、釣りでメンバーが釣った魚のほか、産地を紹介するなどしてより楽しめるように工夫しています」(北岡さん)。
SNS上では「サイト見に行ったらうまそうすぎ!」「飯テロ!」「明日は魚食べよ」などと反響を呼んでいるほか、「投稿を見て自宅で作りました」というコメントが海鮮丼の写真付きで寄せられることもあるという。
北岡さんは「海鮮丼チャレンジは残り1週間ですが、今後も様々なチャレンジをしていきたいと思っておりますので、楽しみにしていただければ」と話している。
1か月毎日海鮮丼チャレンジの取り組みはこちら
https://www.jfa.maff.go.jp/j/koho/blog/category/kaisen_don.html