どうやら河野太郎氏も今回の自民党総裁選に名乗りを上げるつもりはなさそうだ。
岸田さんの出馬宣言で自民党に新たな流れが出てきそうな感じだったが、河野太郎氏周辺の動きが低調だと、結局自民党は旧来の派閥間の話し合いで総裁が決まってしまうことになりかねない。
若い方々が自民党を中から変える、ということには、どうもなりそうにない。
自民党の若手がやはり弱い。
こんなに弱かったのか、と呆れるほどに、弱い。
結局は、小選挙区制のなせる業だろう。
将棋の駒で言えば兵隊さんばかりで、何かを成し遂げるために必要な何らかの塊が出来ないままでいるような印象である。
組織を束ねる長にとっては好都合だろうが、これでは新しく何かを生む出すだけの力は生まれない。
高市早苗さんや下村博文氏が総裁選に名乗りを上げるべく懸命に動いているようだが、どうも新しい塊を作るまでには至らないようだ。
躍動するような生命力、活力が感じられないのが、今の自民党の最大の問題だろう。
頭を変えるだけでは、駄目だ。
首を挿げ替えるだけでは、駄目だ、というのは、やはり当たっているのかも知れない。