東武東上線と東京メトロ有楽町線、副都心線が乗り入れる「和光市駅」の南口から徒歩約10分の静かな住宅街に……『FILMS和光』なるソーシャルアパートメントがある。ソーシャルアパートメントとは、シェアハウスと1人暮らしの “いいとこ取り” のようなもの。
マンションのような個室がありプライベートは確保しながらも、ちょっと豪華な共用スペースがあったりするのだとか。んで『FILMS和光』には、ガチの映画館があるらしい……待て待て豪華すぎんだろ。しかも賃料は6万円から。安い。気になったので見学させてもらった。
・気になる物件
和光市駅といえば、池袋駅まで乗り換えなし約13分。有楽町線、副都心線の始発駅でもあり、都内まで座って通勤できるオイシイ駅である。
駅南口からナビの案内通りに歩いて行くと……噂のソーシャルアパートメント『FILMS和光』が現れた。おお、ここか。
鉄筋コンクリート造5階建てで総戸数は123戸。思ったよりもデカい。ってか、外観もエントランスもまるで映画館である……家というより映画館である。けっこうテンション上がるなァ。
そのまま担当の方に案内してもらい、まずは共用ラウンジへ。
なんでも「映画館の待合室」をイメージしているらしいぞ。さあ、果たして……
………………
………………
もう想像以上なんですけど。
マジで想像以上にニューヨークの映画館である。おいおいビリヤード台もあんのかよ。まさか和光でオシャレなニューヨーカーの暮らしができてしまうとは……
さらに仕事や勉強に集中できる「ワークスペース」や……
ダンスやヨガができる「スタジオ」……
さらに異様な雰囲気が漂う「フォトスタジオ」まである。もはやオシャレなニューヨーカー以上の環境と言えるだろう。
そして……
映画館へ。
いやガチ過ぎるだろ。
ワインレッドのカーペットに16席のシネマシート……聞けば、実際に映画館で使用しているシートと同じタイプのものを採用したのだとか。ゆったりした座り心地でとても快適。アーム部分にはドリンクホルダーも。見事なまでに映画館だ。
でもって、150インチ以上の大スクリーン、7.1chデジタルサラウンド。映画館さながらの大迫力 & 臨場感を楽しむことができる。
ちなみに、利用者は「上映作品」や「利用時間」を告知するルールがあるため、映画によって住民同士の交流も生まれるという。ドラマみたいな生活だな。
・賃料は6万円〜
さて、空き部屋も見学させてもらおう。
各部屋の専有面積は13.4平米(約8畳)とのこと。
備え付け家具はクローゼットとエアコンのみ。シンプルな部屋である。
ベランダが意外と広い。
トイレやシャワー(浴槽もあり)、ランドリーは共用で、清掃やゴミ出しはハウスキーパーの方が行っているそうだ。
契約プランは「短期」「1年」「2年」とあり、賃料は2年プランなら6万円から。管理費8000円、水道光熱費1万1000円(固定)で、インターネットは無料。空き予定の部屋もあるみたいだから、興味のある方はサイトを確認しておくと良いだろう。
また、神奈川県川崎市にある『ネイバーズ武蔵中原』にも映画館があるらしい。映画館のある家に住みたい方はこちらも要チェックだ。また気になる物件が見つかったら皆さんに紹介したい。それではまたどこかの街で!
参考リンク:FILMS和光
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
▼徒歩圏内に24時間営業の薬局やコンビニ、スポーツジムなどがある。