政府の失敗を責めない尾身会長 – 中村ゆきつぐ

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やっぱ尾身先生は素晴らしい。医療者以外でこの人を責める人多いけど、責められるのは政治家であって、この人達がいたから今まで日本は救われたと本当に思います。でも優しすぎたから政治家が勝手ばかりやって、結果今のデルタ株にやられている日本。医療者含めて本当ワンチームになれないかな。

ここではっきり言っておくけど、菅総理含めて政府はいろいろ失敗していると思うけど、それを責めない尾身先生を周りは絶対批判してはいけない。

今日のニュースは千葉の妊婦の件。医療崩壊だと全てのテレビ局がニュースを流しています。ご冥福をお祈りします。

>感染を理由に複数の医療機関に断られた

>「コロナを診療し、さらに産婦人科も診療できる医師、医療機関は限られる。早産などのリスクのある妊婦さんを診療できる医療機関は特に少なくなる。今回のケースはいくつもの課題が重なってしまった」

>分娩(ぶんべん)専門クリニックで感染者を診察することも、ほかの妊産婦へのリスクを考えると現実問題として不可能だ」

正直悲しい限り。もともと早産を見てくれる産婦人科は全国で不足しており、コロナ以前でも問題になっていました。今回補助金等は出されていたようですが、もともと足りない部分ですので現実のシミュレーションはできていなかったのでしょう。ただ昔のたらい回しという言葉を批判した記事ですが、以前からそして今も救急では似たようなことはあります。

本当東京のお子さんを残してお亡くなりになったお母さんもそうですが、残念ながら自宅待機で十分な医療が行えていないことがよくわかります。もっと患者を引き受けるところあると思うんだけどな。大木先生のこのツイートは思わず同意してしまう。

少しもう遅いけど、特定機能病院の指定にコロナ患者対応人数で差をつけるとか厚労省が言ってたら少しは受け入れ体制が変わっただろうに。

ただ今はワクチン接種(千葉真一さん残念です)して、在宅医の先生手伝って、オンライン診療して、抗体療法やって、コロナを重症化させないことが大切。被害者を可能な限り少なくすることが大切。イベルメクチンだとか、野戦病院とかって簡単に言うけど、薬も人も物もそう簡単にできるのなら今こんなに苦労してないよ。

面白くないと思うけど、みんなが汗かいてやっていくしかないんです。