どれを買ったらいいんだろう?
マイクは口元に近ければ近いほどグー。周囲のノイズが入りにくくなるから、シャキッとした声が撮れるんです。まるでボイトレして滑舌がよくなったかのように。ニュアンスも豊かに収録できるから、ボーカルはマイクに口を近づけて歌うし、テレビの収録などではピンマイク(ラベリアマイク)をフル活用しています。
そのピンマイクが、プロオーディオ分野で気合が入っているゼンハイザーから登場しますよ。しかもスマートフォンとの接続を念頭においた3つのバリエーションから選べます。マイク部そのものは業務用ワイヤレスマイクなどでも使われてきた高品位な無指向性タイプで、胸元、首筋など、マイクを装着する場所が変わっても同じ印象の声色で録れます。
これ、知っている人が見れば価格の安さにびっくりするはず。手に入れる際に悩まないように、各モデルのおすすめの使い方も合わせてバイヤーズガイドしましょう。
iPhoneでVlogするならアナログ接続のXS Lav Mobile
コンパクトなカプセルマイクにタイピン付きでアナログ接続。もっともベーシックなピンマイクの「XS Lav Mobile」(予想価格7,700円)です。接続端子は3.5mm4極のTRRSですから、Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタを装着したiPhoneや、ヘッドホン端子をもつリーズナブルなAndroidで自分の声を録りたいユーザーに最適です。
録音できる周波数帯域が50Hz~18kHzと幅広いのも特徴といえますね。最大音圧レベルも120dBと高め。。
Androidスマホを使う人はXS Lav USB-CまたはXS Lav USB-C Mobile Kit
USB Type-Cで接続するマイクオンリーの「XS Lav USB-C」(予想価格8,800円)と、三脚&スマホホルダーとのセットモデル「XS Lav USB-C Mobile Kit」(予想価格1万4300円)の2モデルは、Androidスマホの撮影にぴったり。特にXS Lav USB-C Mobile Kitは、レポート動画やアクションムービーなどをサクッと撮れる嬉しみがあります。
付属のスマホホルダーがほんとうによくできているんですよ。縦位置から横位置への切り替えがめっちゃスムース。クランプ部のロック機構もあるので、不意に外れてしまうといった不幸はそうそうありません。
録音レートは最大48kHz/16bit、周波数特性は70Hz~18kHz、最大音圧レベルは110dBです。アナログ接続のXS Lav Mobileとの差は、使われているADC(アナログ・デジタルコンバーター)によるものとみた。
ノートPCでオンライン会議に使うならXS Lav USB-C
マイクのみでUSB Type-C接続のXS Lav USB-C(予想価格8,800円)は、WindowsやMacBook、iPad ProそしてAndroidタブレットでオンライン会議をする方におすすめしたい。これらのモデルには3.5mm4極のヘッドホン端子が備わっていますが、USB Type-C接続のモデルこそ大吉。なぜならば3.5mmジャックをマイクだけで占領してしまうと、ヘッドホンで音をモニターしにくいから!
オンライン会議以外にも、ポッドキャストなどの音声コンテンツを録る場合には、モニター用のヘッドホン・イヤホンがめっちゃ欲しくなります。ノートPCやタブレットの内蔵スピーカーだと音が軽いし、スピーカーが鳴らした音をXS Lavが拾ってしまうかもしれませんし。だからイヤホン端子は空けておきたいんですよね。
YouTuberに大人気のマイクとスマホホルダー、テーブル三脚がセットのMKE 200 Mobile Kitも出ます
他にも、がっしりとした作りの風防つきで、内部のショックマウントもタフ、接続ケーブルも抜けにくいスクリューロック式で安心安全な作りのマイク「MKE 200」とスマホホルダー、三脚がついた「MKE 200 Mobile Kit」(予想価格1万9800円)も発売されます。信頼しているYouTuberがおすすめしていたので僕も単体のMKE 200を買ったのですが、失敗しないマイクとして本当に頼れる存在でした。そのマイクをスマホで使いやすくしたと。アリですな。
いずれのマイクも9月2日発売です。すでに予約がスタートしているので、イケボになりたいとお考えのみなさまはお見逃しなく。
Source: ゼンハイザー