ウズベキスタン代表が見せた「セーラームーン」の演技が話題を呼んでいる東京五輪・新体操団体。実は同国以外にも、「日本文化」を感じさせる衣装や演技を披露した国があった。
イタリア代表は「着物」をイメージした衣装で登場し、演技も「空手」や「忍者」を意識。さらにベラルーシ代表は、日本人に馴染み深い「あるポーズ」を演技に取り入れていた。
「観客がいたら盛り上がっただろうに」
2021年8月7日に行われた新体操団体予選。1種目目のボールで、ウズベキスタン代表は日本のアニメ「美少女戦士セーラームーン」のセーラー服をイメージした衣装で登場した。演技で使用した楽曲も同アニメの主題歌「ムーンライト伝説」を取り入れたもので、ツイッター上では「可愛い!」「セーラームーン世代、歓喜」「日本の文化を取り入れてくれてすごく嬉しい」と反響が広がった。
そんなウズベキスタン以外にも、開催国・日本の文化を取り入れた国があった。ウズベキスタンの直後に演技を披露したイタリア代表は、日本の着物をイメージさせるデザインのレオタードで登場。背中には「五重塔」とみられるデザインがあしらわれていた。演目では和風の楽曲に乗り、「空手」や「忍者」がテーマのパフォーマンスを披露した。
さらに、次のベラルーシ代表は、スタート時に選手たちが口に手を当てたり、目を隠したり、耳をふさいだりするポーズで演技をスタート。これは日光東照宮(栃木県日光市)の彫刻でも知られる「三猿」(見ざる、言わざる、聞かざる)のポーズをイメージしたものだった。
出場国の「おもてなし精神」とも言える衣装や演技に、ツイッター上では「日本を意識してくれてるようでなんだか嬉しい」「お客さんを喜ばせようという心意気が嬉しくて泣ける」などの反響が。中には「観客がいたら盛り上がっただろうに」と惜しむ声もあった。