今季パはソフトバンクVSオリックスの一騎打ち? 大型補強で戦力突出「残り4球団と違いすぎる」

J-CASTニュース

   オフにド派手な補強を見せたのが、ソフトバンクだった。5球団の争奪戦を制し、日本ハムからFA権を行使した近藤健介を獲得。DeNAの正捕手だった嶺井博希の補強にも成功した。

   ロッテで守護神を務めたロベルト・オスナ、阪神で先発として安定感あふれる投球を見せていたジョー・ガンケル、レンジャーズ傘下3Aを自由契約となった有原航平も獲得。野手の助っ人は、米独立リーグで昨季48本塁打、125打点で2冠王に輝いたコートニー・ホーキンス、巧打者で知られる元マーリンズのウィリアンズ・アストゥディーヨの入団が決まった。

  • 東京五輪の金メダル獲得にも貢献した近藤健介(写真:AP/アフロ)

    東京五輪の金メダル獲得にも貢献した近藤健介(写真:AP/アフロ)

  • 東京五輪の金メダル獲得にも貢献した近藤健介(写真:AP/アフロ)

「開幕ダッシュに成功すれば、そのままぶっちぎる可能性も」

「エースの千賀滉大がFAでメッツに移籍しましたが、戦力は昨年より厚みが増している。ソフトバンクは柳田悠岐以外のポイントゲッターが機能しなかったが、近藤の加入で得点力が上がるでしょう。開幕ダッシュに成功すれば、そのままぶっちぎる可能性もあります」(スポーツ紙デスク)

   一方、リーグ3連覇を目指すオリックスも頼もしい戦力が加わった。西武の正捕手として活躍していた森友哉がFA移籍。吉田正尚がポスティング・システムでレッドソックスに移籍したことは戦力面で大きなマイナスだが、森の加入で攻守にプラスアルファが期待される。

   さらに、ミート能力が高い元カブスのフランク・シュウィンデル、メジャー通算107本塁打のマーウィン・ゴンザレスを獲得。昨季は26年ぶりの日本一に輝いたが、助っ人の野手陣が期待外れの結果に終わり、チーム得点はリーグ4位の490点と爆発力がなかった。シュウィンデル、ゴンザレスが森と共に中軸で稼働すれば、ソフトバンクと十分に戦えるだろう。

   スポーツ紙記者は「ソフトバンクとオリックスは残りの4球団と戦力が違いすぎる。この2チームの一騎打ちになるのでは。他の球団が優勝争いでどこまで食い込めるか。西武は松井稼頭央監督、ロッテは吉井理人監督が新たに就任し、チームの変革が期待されます。就任1年目の昨年は最下位に低迷し、新庄剛志監督が頂点を狙うことを宣言した日本ハムも意地を見せてほしい」と期待を込める。パ・リーグのペナント争いは、どのような展開になるだろうか。(中町顕吾)

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