楽天、今季最多の借金13…観客動員数も低迷 「巻き返すのは厳しい」の指摘

J-CASTニュース

   狂った歯車はなかなか元に戻らない。楽天が2023年6月29日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)で2-3と逆転負けを喫し、リーグ最速の40敗目に到達。借金は今季ワーストの13にふくらんだ。

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石井一久監督への風当たり強まる

   先発の岸孝之が今季最多の102球で7回まで4安打無失点の好投も報われない。ドラフト3位右腕の渡辺翔が2点リードの8回からマウンドに上がったが、先頭の中村晃に左前打で出塁を許すと、牧原大成にもストレートの四球と制球が定まらず降板。無死一、二塁のピンチで内星龍をつぎ込んだが、近藤健介に142キロのスプリットで逆転3ランを浴びた。

   スポーツ紙デスクは、「岸は球数を考えると交代は仕方ないでしょう。楽天は守護神・松井裕樹につなぐ勝利の方程式が確立されていない。渡辺翔は経験不足が否めないし、内を責めるのも酷です。救援陣は軒並みコンディションを落としている。打線もなかなかつながらないので、現状で巻き返すのは厳しい」と指摘する。

   最下位に低迷する楽天は、石井一久監督に対する風当たりが強くなっている。監督就任以来、積極的な補強を敢行してきたがチーム力が上がっていない。若手も伸び悩み、爆発力に欠ける。首位・オリックスと12.5ゲーム差まで開き、3位・ロッテとも10ゲーム差とCS進出も黄信号がともっている。楽天ファンも球場から足は遠のいている。本拠地・楽天生命パークで開催された6月24、25日の西武戦は土日にも関わらず、1万8276人、1万7065人といずれも2万人に届かず空席が目立った。

   今日30日のロッテ戦(ZOZOマリン)で白星を挙げ、7月攻勢につなげられるか。これ以上は負けられない。(中町顕吾)

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