感染拡大 政府だけの責任なのか – 中村ゆきつぐ

BLOGOS

東京3000越え、全国10000越えが3日連続。関東各県、大阪に緊急事態宣言が追加されました。感染者の増加はすごいことになっています。しかし前週よりは増加ですが前日よりは低下。あの正月あたりのピークのようだと分析し、今後低下してくるとしている人もいます。いやそうであって欲しい。家族内感染が爆発し燃え尽きたことで、感染しやすい人が減少したことで今後低下していって欲しい。多大な犠牲をもとイギリスインドが勝手に収束しているように。

菅総理は重症者、死者が減っている、ワクチンの接種を拡大、早期実施すべきと繰り返しています。今はこれしかないでしょう。

尾身先生もロックダウンまでやらなくても全員が協力すれば必ずこの火事は止まると日本人の行動を信じています。ロックダウンの法整備の必要性を今このタイミングで発信していることも問題ですが、お二人とも日本人はちゃんとやってくれるという性善説なんでしょう。

感染のリスクは普段会わない人と大人数での飲食で増加。この今まで言ってきた事を守ってくれさえすればロックダウンはいらない。ちゃんと減少する。でもオリンピックをやっているのに自分たちには制限。この国民の複雑な感情に寄り添うことが必要だと尾身先生は言いますが、尾身先生が言う国民との危機感の共有を言葉やメッセージでできていなかった、検査の拡大、保健所人員の拡大などの汗をかく行動が少なかった今の政府を見てると、国民の性善説に頼るのは正直厳しいなと思います。

メディアの最後の質問、デルタ株を甘く見ていた政府の責任というものは、中国、台湾などのIT技術の十分な活用とある程度の自由行動の制限を日本ができるのならその通りでしょう。ただ自由は尊重しろ、感染は抑えろ、感染拡大するのは政府だけが悪いからだというこのようなメディアがいたことが今の日本の状況を作っていることも反省し、責任をとって謝罪広告を載せて欲しいとは思います。

CDCではデルタ株を水痘並の感染力と分析しています。西浦御大は少し疑問を呈されています。SNSでリスクを多めに見積もりたいのか低めに見積もりたいのか、国民の行動をどっちに持っていきたいのか正直良くわかりません。CDCの資料引用ツイートです。このように専門家の発信も混乱を招いています。

政府も下手くそ。でも医者や学者も自分の領域だけを追求メディアも上っ面。本当全体を分析・調整せずに政府だけに責任押しつけるな!

私の素直な気持ちです。